「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

パーフェクトな入りから一転、あれだけ押し込まれた何故。【J2第15節 水戸ホーリーホック戦 レビュー】(23.5.14)

2023明治安田生命J2リーグ第15節

2023年5月13日17時キックオフ ケーズデンキスタジアム

入場者数 3,350

水戸ホーリーホック 2-2 栃木SC

(前半0-1、後半2-1)

得点者:14分 矢野貴章(栃木)、59分 小原基樹(水戸)、67分 福森健太(栃木)、81分 草野侑己(水戸)

天候 雨
気温 16.9℃
湿度 71%
ピッチ 良

<スターティングメンバー>

GK 41 藤田 和輝
DF 23 福島 隼斗
DF 15 岡﨑 亮平
DF 6 大森 渚生
MF 10 森 俊貴
MF 7 西谷 優希
MF 4 佐藤 祥
MF 30 福森 健太
FW 29 矢野 貴章
FW 37 根本 凌
FW 36 山田 雄士
控えメンバー
GK 1 川田 修平
DF 21 吉田 朋恭
DF 5 大谷 尚輝
MF 45 安田 虎士朗
MF 8 髙萩 洋次郎
FW 32 宮崎 鴻
FW 38 小堀 空

64分 西谷→安田
64分 矢野→小堀
80分 大森→大谷
80分 根本→宮崎
90+1分 山田→吉田

 

 

▼縦パスがバンバン入ってしまっていた

前節秋田戦(●1-2)の反省を受け、立ち上がりから背後へのランニングと配球を強打し、ペースを握ると14分にペナルティキックを獲得。これを矢野が冷静に決めて先制に成功した。

ここまでの14分間はパーフェクトゲームだった。

しかし、ここからだった。徐々に水戸にペースが傾いていく。

「気持ちなのか、タクティクスなのか、コンディションなのか。水戸さんに優位性を作られる場面が多くなった」と時崎監督。

立ち上がりは全体が「前へ」矢印を向けられていたが、少しずつトーンダウンした。水戸に先手を取られたボールの動かし方を許し、守備が後手に回った。

「水戸の狙いはうちのウイングバックを引き出した背後、あるいは、(スライドすることで陣形が)割れたところでトップの寺沼選手へ、というイメージだったのはわかっていた」

佐藤は振り返るが、イメージと異なったのは、安易に縦パスをねじ込まれてしまっていたことだ。

水戸はボランチが最終ラインに落ち、2トップが縦関係になる以下のような配置だった。

(残り 5124文字/全文: 6003文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ