「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

これから期待できる安定と厚み。CB大谷尚輝「1点を奪ったら絶対に逆転までいけると思っていた」【帰ってきた大谷さん】(23.5.11)

前節秋田戦(●1-2)では後半の62分に大谷尚輝、そして岡﨑亮平がピッチに投入された。ケガで離脱していたCBたちが戦線復帰し、今後、最終ラインは一気に安定と厚みを増すことになる。大谷に前節秋田戦の戦況を通じてチームに不足するものを指摘してもらった。

 

▼大谷尚輝の戦術眼

――前節秋田戦では復帰後いきなりのゴールでした。ゴールは4シーズンぶりですね。

2019年以来ですね。1点を奪ったら絶対に逆転までいけると思っていたし、絶対に追いつけるぞ、という空気感を伝えることと、どういうゲームにするべきか周りに伝えようと試合に入っていったんです」

――どういうゲームにしようと?

「ケガで離脱している間、外か試合を見ながら感じたのは、まず背後へのアクションと、出し手の背後への第一選択肢を徹底することが大事だということ。ただ、それが秋田戦については少し薄れていたし、前へ前へとシンプルになり過ぎていた。僕としては3バックが相手の2トップを剥がす立ち位置をとる作業が大事だったかなと思っています。ただ、僕が入った時間帯はすでに相手が引いていたので、シンプルに後ろでボールを動かしながら前へ行きたいという感じでした」

――前半はシンプル過ぎた?

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