強みのロングボールとハイプレスを消された日。【J2第6節 ジュビロ磐田戦 レビュー】(23.3.31)
2023明治安田生命J2リーグ第6節
2023年3月29日19時キックオフ ヤマハスタジアム
入場者数 5,868人
ジュビロ磐田 2-0 栃木SC
(前半1-0、後半1-0)
得点者:16分 松本昌也(磐田)、65分 松原后(磐田)
天候 晴れ
気温 16℃
湿度 20%
ピッチ 良
<スターティングメンバー>
GK 41 藤田 和輝
DF 5 大谷 尚輝
DF 15 岡﨑 亮平
DF 6 大森 渚生
MF 3 黒﨑 隼人
MF 7 西谷 優希
MF 24 神戸 康輔
MF 30 福森 健太
FW 19 大島 康樹
FW 29 矢野 貴章
FW 10 森 俊貴
控えメンバー
GK 1 川田 修平
DF 16 平松 航
MF 13 植田 啓太
MF 4 佐藤 祥
MF 8 髙萩 洋次郎
FW 27 五十嵐 理人
FW 37 根本 凌

61分 神戸→佐藤
61分 大島→根本
72分 森→髙萩
72分 西谷→植田
83分 黒﨑→五十嵐
▼磐田の出方に戸惑った前半
2失点完敗だった。
磐田にロングボールとハイプレスを対策され、プランBにスムーズに移行できず、蹴るの? 繋ぐの? というジャッジが曖昧なまま、ようやくチーム全体の繋がりを持てたその刹那、2失点目が重くのしかかり、最後はとっちらかったゲームだった。
開始早々、いきなり右ウイングバックの黒﨑が相手左サイドバック松原に食いつき、内側に降りてきたサイドハーフ(ドゥドゥ)とのワンツーからドリブルで抜け出されてゴール前へ侵入された。
かなりのピンチだったが、このシーンを見たときに田坂栃木2020、2021の記憶が蘇る思いだった。かなり強引なハイプレスだった。当時は田坂監督の下、「いいからいけ!」と選手たちは判断を排除するかのように迷いを断ち切り、とにかくボールに食らいついた。それは諸刃の剣。やるか、やられるか、である。
磐田戦の序盤はもろにそれだった。やるか、やられるか。
例えば、6分に矢野と森が相手陣内左サイドの奥で奪い切り、相手ゴール前に西谷がラストパスを通したシーンが、やれたシーンだ。
栃木としては前節大宮戦(○2-1)の反省があった。前半のうちから中盤の局面で中途半端なプレスを剥がされ、大宮に前進されてピンチを招くシーンが散見した。
「僕は今年のゲームの中では選手がボールを奪いに行く、ゴールに向かって行く姿勢という意味で一番やってくれたゲームだと思っています」
磐田戦後に時崎監督はそう振り返っているが、前節大宮戦の反省を受けて、ボールに激しく行くことが一つの大きなテーマだったことは覗える。そもそも今季は開幕前から、昨季のように割り切らない、攻撃的に行く、と言ったニュアンスのことを宣言している。
相手に背後を取られようが、まずはボールに行く、という強気のスタンス。前で奪うか、背後を取られるか。諸刃の剣である。そこに田坂栃木時代の匂いが付着していた。
ただ、磐田に周到に対策されていた。
矢野を前線に起用し始めた4節長崎戦(△0-0)、5節大宮戦の栃木を見れば、栃木の強みがハイプレスとロングボールであることは容易にわかる。
(残り 6189文字/全文: 7455文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ