「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

森俊貴のスーペルゴラッソがすべてを変えた。【J2第5節 大宮アルディージャ戦 レビュー】(23.3.20)  

2023明治安田生命J2リーグ第5節

2023年3月19日14時キックオフ カンセキスタジアムとちぎ

入場者数 6,038人

栃木SC 2-1 大宮アルディージャ

(前半0-0、後半2-1)

得点者:70分 アンジェロッティ(大宮)、79分 森俊貴(栃木)、81分 高萩洋次郎(栃木)

天候 晴れ
気温 17.9℃
湿度 45
ピッチ 良

<スターティングメンバー>

GK 41 藤田 和輝
DF 23 福島 隼斗
DF 15 岡﨑 亮平
DF 6 大森 渚生
MF 3 黒﨑 隼人
MF 7 西谷 優希
MF 24 神戸 康輔
MF 10 森 俊貴
FW 29 矢野 貴章
FW 32 宮崎 鴻
FW 13 植田 啓太
控えメンバー
GK 1 川田 修平
DF 30 福森 健太
DF 5 大谷 尚輝
MF 36 山田 雄士
MF 4 佐藤 祥
MF 8 髙萩 洋次郎
FW 37 根本 凌

62分 福島→大谷
62分 植田→根本
74分 宮崎→髙萩
82分 西谷→佐藤
82分 黒﨑→福森

 

 

▼栃木の強みは「ロングボールとハイプレス」

前節長崎戦(△0-0)で掴んだ手応えをより先鋭化させた戦いで2ゴールを奪い、今季初勝利。

良い内容とは言えなかったが、勝てていなかったチームが勝つときはこういうものだ。

「苦しい中でも前半はゼロで抑えられたし、チャンスも何回かあったし、厳しい試合をモノにできれば試合内容も付いてくると思う」

殊勲の森が話しているとおり。一つ勝ったことで肩の荷は下りる。ここから前向きに課題を修正しながら積み重ねていけばいいのではないでしょうか。

 

前半はどちらかといえば栃木ペースだった。

前線に矢野と宮崎を配し、シンプルに長いボールを入れてセカンドボールを拾えたときは前進し、チャンスに繋げる。

相手ボールにはハイプレスを連動させて、奪ったボールの狙いどころも明確だった。4バックの相手を左右に揺さぶり、逆サイド展開から相手サイドバックの脇のスペースを突く。何本かのクロスがチャンスに繋がりそうなシーンはあった。

12分には右サイドから攻撃参加したCB福島が黒﨑、神戸とのコンビネーションからペナルティエリア内に侵入。福島のクロスに矢野が頭から飛び込むも間一髪クリアされた。

 

相手の大宮は繋ぎと背後へのボールを交えて栃木のハイプレスを攻略しようとしてきたが、前半は繋ぎの比重が多くなり、栃木としては前で引っ掛けるシーンを多数作れていた。

(残り 3519文字/全文: 4517文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ