「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

またも終了間際の失点で勝点を落とす。ただそれだけで片付けてはもったいない。【J2第2節 ベガルタ仙台戦 レビュー】(23.2.27)

2023明治安田生命J2リーグ第2節

2023年2月26日13時5分キックオフ ユアテックスタジアム仙台

入場者数 13,073人

ベガルタ仙台 1-0 栃木SC

(前半0-0、後半1-0)

得点者:山田寛人(90分)

天候 晴れ
気温 6℃
湿度 40
ピッチ 良

<スターティングメンバー>

GK 41 藤田 和輝
DF 23 福島 隼斗
DF 15 岡﨑 亮平
DF 5 大谷 尚輝
MF 7 西谷 優希
MF 3 黒﨑 隼人
MF 8 髙萩 洋次郎
MF 4 佐藤 祥
MF 6 大森 渚生
FW 37 根本 凌
FW 10 森 俊貴
控えメンバー
GK 1 川田 修平
DF 30 福森 健太
MF 13 植田 啓太
MF 24 神戸 康輔
MF 45 安田 虎士朗
FW 19 大島 康樹
FW 32 宮崎 鴻

63分 大森→大島
63分 根本→宮崎
75分 西谷→神戸
75分 髙萩→植田
87分 黒﨑→福森

 

 

▼勝点1で御の字の内容だったが

前半の内容は良かった。開幕節より全然良かった。だが、一転して後半は途中から風向きが悪くなった。監督や選手たちに話を聞けば「足が止まってしまった」という。

それでも最後の時間帯もラインが下がりながらやられていなかっただけに、ラストの失点は本当にもったいない。大谷がペナルティエリア内で倒れて足を負傷する仕草を見せながらも、むくっと立ち上がってDFラインに良い状態で戻り切るまえにやられた失点だった。

今節の仙台の出来からしても、勝点1は獲れたゲームだったが、持ち帰れなかった。もったいないゲームだ。 

「思っているよりも早く選手たちの足が止まり始めてしまった」(時崎監督)という見方は気になる。あれだけ開幕前から走り込みをしていながら早々に足が止まってしまったことについて検証は必要だろう。メニューが悪いのか、いったい何なのか。

記者席から見ていてもそれほど大きく失速しているようには見えなかったが、ただ、前半は奪えていた中盤のセカンドボール争いで、後半になるとやや後手を踏み、奪われたり、後追いでファウルを犯してしまったりするシーンは確かに増えていた。時崎監督が言うように「ちょっとしたところ」だが、試合の優勢を左右する大きなポイントだった。

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