「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

ブレイク待ちの俊英。山田雄士「自分がいれば勝ちを持ってこられる。そんな印象をこの1年間で付けていきたい」【New Face④】(23.1.31)

前線で違いを作れる若き俊英だ。昨季、柏レイソルでJ1リーグに9試合ほど出場。少しの手応えを掴み、それを膨らませるために栃木にやってきた。

 

 

▼昨季はJ1で開幕スタメン

――山田選手は柏レイソルで2種登録の時期も含めてトップチームで5年間所属したということですか?

「そうですね」

――どういう5年間でしたか?

「一言で言うと、プロのあり方などを学んだ5年間だったと思います。振る舞い方や練習態度、姿勢、道具の使い方などを含めて肌身で学べた5年間だったと思います」

――そういう意味で、先輩や監督の言動で印象に残っていることは?

「ベテランの選手たちが誰よりも早く来て準備をしていたり、誰よりも遅く帰ってケアをしていたり、年齢は関係なく、ピッチに立ったら勝つために味方に意見を求めたり要求したり、それらに全神経を注ぐような姿勢も勉強になったと思います」

――その中心は大谷秀和選手(昨季限りで引退を発表)とかですかね。

「はい、そうです」

――柏の場合はトップチームとアカデミーのグラウンドが一緒ですよね。アカデミー時代からずっと見ていた光景ですか?

「そうですね。ただ、見ているのと実際に一緒にやるのでは全然違って、一緒にやることでより自分の中に入ってくるというか、そういう感触がありました」

――その中で山田選手もプロとしての振る舞い方が少しずつ変わっていった。

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