「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

新DFリーダーの矜持。岡﨑亮平「時さんに対して結果や勝利で恩を返していきたいんです」【New Face③】(23.1.27)

時崎監督の下へ戻ってきた、新DFリーダーだ。昨季の琉球ではJ3降格という苦しい経験をしたが、一方で、所属した4年間でビルドアップ能力を高め、DFリーダーとして成長を遂げた時間でもあった。21年シーズンは琉球の選手としてJ1昇格争いに身を投じるなど、この数年間で酸いも甘いも嗅ぎ分けた経験を栃木でぜひとも活かしたい。

 

 

▼難しかった昨季の経験を糧に

――今回、栃木からオファーを受けたときは率直にどんな思いでしたか?

「うれしかったし、同時にJ2で結果を残さなければという強い思いがこみ上げてきました」

――去年は琉球でJ3降格という憂き目に遭いました。昨年は岡﨑選手もケガなどがあったと思いますが、苦しいシーズンを戦って学んだことはありますか?

「琉球は一昨年のシーズンが良かったのですが、メンバーやスタイルはさほど変わっていないなか、歯車が少しでも噛み合わないとああなってしまう難しいリーグだと改めて痛感しましたね」

――J2の難しさですか。

J2の難しさもそうですし、昨年キャプテンをやる中で、チームが1年間を通じてまとまっていくべく、自分発信でオーガナイズする難しさは勉強になりました。勉強になったと自分の中ではポジティブに捉えています」

――もっとこうしておけば、という思いもありますか?

「たらればになってしまうし、結果論になってしまいますが、自分たちがやるべきスタイルであり、立ち帰るべき原点のようなものがあやふやだったなと。1試合1試合、相手に左右されてしまい、自分たちがやるべきことができずに進んでしまったシーズンだったと振り返ってみれば思いますね」

――その辺りは栃木の選手として戦っていく上で肝に銘じる大事なものですね。

「そうですね。栃木は対戦していてすごく感じたのですが、はっきりとしたスタイルもありますし、調子が悪かったり結果が出ないときこそ自分たちのスタイルに立ち帰れるものがあるなと。そういう雰囲気が練習からあると思っていて、そういうところではあまり心配していないというか、自分も琉球で学んだことをコーチングや声掛けなどに生かしていければと思います」

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