「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

推進力や機動力のある攻撃的CB。福島隼斗「もっと試合に出て、いろんな経験をして、自分の価値を高めたい」【New Face②】(23.1.22)

見るからに機動力のあるCBだ。始動から徹底しているランメニューでは常にグループトップを牽引している。前方向への攻撃参加や走力に自信があるCB。時崎チルドレンの一人だ。

 

 

▼中学時代は駅伝とサッカーを掛け持ち

――福島時代には時崎監督が当時コーチのときと監督のときと1年間ずつプレーしました。そのつながりが1番大きいのかなと思うのですが、当時の時崎監督の指導に感じていたことはどんなことですか?

「とても熱い方で、熱心に毎日接してくれて選手の話もよく聞いてくれます。個別に呼んでもらって『もっとこうしたらいい』とか、いろいろ的確なアドバイスをしてくれて、僕自身すごく良い指導者だと思っています」

――福島時代の時崎監督とのやりとりで心に残っているエピソードはありますか?

「特にこれということはないですが、試合が終わった直後とか、次の日とかに『もっとこうしたほうがよかったね』と言ってくれますし、本気なのか本気じゃないのかよくわからない冗談を言うこともありますが(笑)」

――笑っていいのかよくわからない感じのやつですね(笑)。

「そうですね(笑)」

――福島選手は湘南でデビューし、福島では2年間、J3で出場経験を積みましが、どんな2年間でしたか?

「正直、悔しい思いのほうが多いです。ケガが多く、福島に行った直後に半年間は膝をやってしまって、5か月はリハビリをやっていました。あの年はコロナの影響で試合が後ろに倒れたのですが、それでよかったわけではないですが、僕としては試合が遅れた分、試合に出場できました。ただ、福島の2年目も開幕2週間ぐらい前にまた3か月くらいケガをしてしまって。本当に悔しいことが多かったのですが、試合も2年間で40試合ぐらい出られたので良い経験になりましたし、もっとやれたな、という悔いは残っていますね」

――福島2年目のケガはどういうケガだったのですか?

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