「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

攻撃に色をつける若きアタッカー。安田虎士朗「まず全力でスタメンを奪いにいくところからだと思います」【New Face①】(23.1.21)

チーム最年少の19歳だが、アグレッシブだ。走りのメニューには何とか食らいつき、ボールを使った練習では臆することなく、顔を上げながらスルーパスを通すなど自分の持ち味であるプレーを出せている印象だ。

 

▼家族で東京へ

――名前の虎士朗はキャプテン翼『日向小次郎』から来ているんですよね?

「多少は入っていると思いますね」

――違うんですか? 選手名鑑などを見たら由来の話が書いてあったのですが、あまり正確ではない。

「まぁ、ちょっとは入っていると聞いていますが、それが全部ではないみたいな。わからないんです」

――元々生まれは石川県ですが、中学からFC東京のアカデミーに進んでいます。どこかで引っ越すタイミングがあったのですか?

「行くなら全員で行くという決断をして。家族全員で東京に引っ越しをしたんです」

――まず、小学生の頃は石川県でやっていたと。

「はい。石川県でやっていて、全国の少年サッカー大会で3位になって、それでFC東京からスカウトしてもらって、俺が『行きたい』と言ったら『行くなら全員で行こう』と(笑)」

――おお、すごい。石川県のジュニアのチームはどこですか?

「あまり有名ではないですが、符津スポーツ少年団サッカー部という」

――そのチームで全国3位になったのですか?

「そうです。準決勝まで行きました」

――そこでFC東京の関係者に声を掛けてもらった。

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