「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

“序盤の9試合勝ちなし”からのマイナーチェンジ。【2022シーズンレビュー Vol.3】(22.12.22)

▼金属疲労を引き起こした16節琉球戦

今季の序盤戦、チームは9試合勝利から遠ざかったが、その時期の戦いぶりから見えるものがある。

結論から書けば、目指したのは時崎栃木が信条としたハイプレス・ハイラインだったが、結果に繋がらなかった。やがてチームは金属疲労を引き起こし、16節琉球戦(●0-1)で当時最下位だったチームに下位直接対決で敗戦した。

直後のアウェイ、17節徳島戦(〇1-0)。チームは一丸となった堅守で耐え、65分に矢野が決めたスーパーボレーによって10試合ぶりに勝ち切る。その戦いぶりはマイナーチェンジされたリトリートからのカウンターだった。

 

9試合勝利なしの流れは以下のとおり。

8節金沢戦 ●0-2

9節新潟戦 ●0-2

10節熊本戦 △1-1

11節横浜FC戦 △0-0

12節大分戦 △0-0

13節山口戦 ●1-2

14節山形戦 ●1-2

15節甲府戦 △0-0

16節琉球戦 ●0-1

17節徳島戦 〇1-0 ←10試合ぶり勝利

 

8節金沢戦(●0-2)、9節新潟戦(●0-2)はいずれも前に掛かった際に背後をうまく使われて失点し、2連敗。

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