「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

時崎悠監督「勝てば順位が入れ替わる一戦。直接対決で勝って上に行く習慣を付けないといけないと思っています」【J2第42節 ツエーゲン金沢戦直前コメント】(22.10.22)

■時崎悠監督

――今週はオフ明けからセットプレーのトレーニングを実施していました。セットプレーからの失点は1年を通して感じた課題ですか?

「そうですね。例えば、GKを含めたビルドアップを志向していて自陣で引っ掛けられて失点しているとか、ペナルティーエリアの中でファウルが多くてPKで失点をしているとか、そういう失点が多くなれば失点数も増えてくると思うのですが、うちの場合は全体でつながって守備を頑張れているからこそ『セットプレーの失点はもったないよね?』というふうになると思います。マンマークをやっているからこそ交代選手も含めてしっかりとオーガナイズできないと守れない部分もあるので、全員がそういう意識を上げていくことを積み上げているのですが、成果としてはなかなか出てきていないと思っています。町田戦(○1-0)の終盤、(宮崎)鴻がことごとく跳ね返してくれたり、無人のゴールに飛んだボールを(根本)凌が掻き出してくれたり、そういう役割を発揮しながらピンチのときにしっかりと守れているときは勝てていますし、それができていないときはなかなか勝ち点と結果がつながっていません。これからワールドカップが始まりますが、セットプレーの重要性は今回のワールドカップでもフォーカスされると思うので必ず来年につなげていきたいと思っています。VARが導入されるワールドカップでどれだけマンマークなのかゾーンなのか、あるいはマンマークとゾーンの併用をやっているのか、そういうところも含めてしっかりと見なければいけないなと思っています」

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