「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

ダービーはとにかく結果。3連勝で北関東を制覇せよ。【J2第41節 水戸ホーリーホック戦 プレビュー&コラム】(22.10.15)

前節はアウェイで町田に1対0で勝ち切り、2連勝。3試合連続クリーンシートと堅調だ。この流れでホームに迎えるのは北関東の宿敵、水戸。水戸は7試合勝利がない状態だが、関係ない。ダービーは内容ではなく、結果だ。どんな形でも結果を掴み取り、11年ぶりとなる北関東ダービー制覇に王手をかけたい。今節はカンセキスタジアムとちぎにて14時にキックオフを迎える。

 

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▼ALL OR NOTHING

前回3月に対戦したアウェイでの水戸戦(○1-0)は、相手の猛攻を耐え凌ぎ、55分に矢野がCKから決勝ゴールを決めて何とか勝ち切ったというゲームだった。

試合後、指揮官から選手たちに「もっと攻撃しないといけないよね?」という声掛けがあったのは言うまでもない。今季の栃木はここまで11勝を挙げているが、振り返ってみると水戸戦のように劣勢ながら粘り強く勝ち切った試合は6ゲームほどある。

様々な事情でそうなった経緯があるが、この時点においてすでにJ2残留を果たし、前節町田戦(○1-0)はついに内容に結果を伴わせた好ゲームを戦い切った。残り2試合は来季に向けて良いゲームを展開して勝つぞ! と前向きな気持ちで向かっていける状況だ。

今季のホーム最終戦となる北関東ダービー水戸戦は、事前に「栃木SCスマイルチケット」(招待券)が配布され、さらに先着5千名には「北関東ダービー記念オリジナルTシャツ ALL OR NOTHING」、先着1万名には「カワチ薬品 栃木SC応援ハリセン」が配布される。そして水戸のゴール裏席はすでに完売との情報。クラブは今節の集客を1万人ほど見込んでいるというが、カンセキスタジアムとちぎはなかなかの雰囲気になりそうである。

水戸に勝って北関東ダービー制覇に王手をかける。そのための舞台は整った。

(※水戸に引き分け以上で終え、最終節の水戸対群馬の結果次第で優勝が決定する)

 

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