「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

井出敬大が急遽となった今季初出場を振り返る。「あそこで選手とサポーターが一つになれた気がしました」【トピックス】(22.10.6)

前節甲府戦(〇1-0)は前半早々に福森健太が負傷離脱したため、17分から急遽出場、これが今季初出場となった。非常に難しい状況だったが、井出は周りと繋がりながら最後まで耐えた。どんな一戦だったのか。改めて振り返ってもらった。

 

▼急遽出場だろうと自分にはチャンスだった

――甲府戦は福森選手の怪我もあり急遽出場となりました。今季初出場となるピッチでしたが、どんな感触でしたか?

「正直、今までリーグ戦に出場できていない焦りがあったし、出場できないのは自分に足りないものがあるからだとわかっていました。だから、練習やアフターのトレーニングで日々必要なものを積み重ねている状況でした。その中で、コロナやケガ人もあり、甲府戦にメンバー入りできたときはチャンスだと思ったし、出番があろうがなかろうが、しっかりと良い準備だけはしようと。そして(福森)健太君のアクシデントがあり出場機会を掴んだのですが、前半の早い時間帯だったためにウォームアップもしていないままピッチに出て行かないといけない状況でした。それでも自分にとってはチャンスだったし、どういう状況だろうとチームを勝たせたいという思いは強かった。相手のストロングであるクロス対応などは事前のミーティングでしっかりと抑えていたし、リラ選手や三平選手へのクロス対応をもう一度頭に叩き込んでピッチに入っていったんです」

――ウォームアップもせずに入っていくのはなかなかの状況ですね。

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