栃木にはそれでも勝ち切れる理由がある。【J2第39節 ヴァンフォーレ甲府戦 レビュー】(22.10.2)
2022明治安田生命J2リーグ第39節
2022年10月1日14時キックオフ JITリサイクルインクスタジアム
入場者数 4,308人
ヴァンフォーレ甲府 0-1 栃木SC
(前半0-0、後半0-1)
得点者:79分 根本凌(栃木)
天候 晴れ
気温 31.5℃
湿度 20%
ピッチ 良
<スターティングメンバー>
GK 41 藤田 和輝
DF 30 福森 健太
DF 35 鈴木 海音
DF 28 吉田 朋恭
DF 10 森 俊貴
MF 7 西谷 優希
MF 14 谷内田 哲平
MF 8 髙萩 洋次郎
FW 38 小堀 空
FW 32 宮崎 鴻
FW 23 植田 啓太
控えメンバー
GK 25 青嶋 佑弥
DF 40 井出 敬大
MF 11 ジュニーニョ
MF 17 山本 廉
MF 24 神戸 康輔
MF 33 磯村 亮太
FW 37 根本 凌
▼緊急事態のなかの緊急事態
試合前にコロナ陽性者が多数出てしまい、メンバーから察するに主力が4名も離脱した。さらに、試合が始まると前半17分に最終ラインに入っていた頼みの綱である福森が負傷離脱。
泣きっ面蜂。まさに緊急事態。だがその分、危機感と一体感は増したように思う。
「試合前から全員で戦おうと一つになっていたし、いつもあまり試合に出ていない選手たちも声を出してしっかりと試合に入れたことが大きかった」と振り返るのは鈴木だ。
やらなければいけない状況が選手たちの責任感と底力を引き出した。そんな試合だった。
前半の飲水タイムまでは五分の戦いだったが、その後は劣勢に陥った。
甲府に前進を許していたポイントは2つ。
一つは、左サイドの宮崎純真のスピードという質的優位性を活かされた。対峙したのは小堀だったが、小堀は前節琉球戦の翌日の練習試合で人材難から右ウイングバックを試されたばかりで、懸命にやるほかない状況だった。宮崎に対して分が悪いのは仕方がない。
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