畳みかけずに惰性で勝てるほど甘くない。【J2第34節 ザスパクサツ群馬戦 レビュー】(22.9.5)
2022明治安田生命J2リーグ第34節
2022年9月4日18時キックオフ 栃木県グリーンスタジアム
入場者数 4,289人
栃木SC 1-1 ザスパクサツ群馬
(前半1-0、後半0-1)
得点者:25分 矢野貴章(栃木)、90+7分 細貝萌(群馬)
天候 晴
気温 23.6℃
湿度 90%
ピッチ 良
<スターティングメンバー>
GK 1 川田 修平
DF 3 黒﨑 隼人
DF 35 鈴木 海音
DF 16 カルロス グティエレス
DF 15 大谷 尚輝
MF 19 大島 康樹
MF 14 谷内田 哲平
MF 24 神戸 康輔
MF 30 福森 健太
FW 32 宮崎 鴻
FW 29 矢野 貴章
控えメンバー
GK 41 藤田 和輝
DF 28 吉田 朋恭
MF 10 森 俊貴
MF 11 ジュニーニョ
MF 7 西谷 優希
MF 8 髙萩 洋次郎
FW 37 根本 凌
▼攻勢を掛けた栃木と大島の間受け
完全な勝ちゲームで勝点2を落とした。
群馬にシュートらしいシュートも打たせずに90分間、そしてアディショナルタイムの4分間も堅調に進められていたが、最後に事故が待っていた。
2点目が奪えていれば勝っていただろうし、チャンスもあったが、GK櫛引のビッグセーブも二度ほどあった。ならば、最後の時間帯はゲームクローズに専心しても良かったが、交代策を含めて、攻め続ける判断をしたという印象だった。攻めた結果、無為にボールを相手に明け渡し、最後にやられた。
「前半35分くらいまでは圧倒できたゲームだった」(時崎監督)
序盤から栃木がペースを握ると、群馬は当初、両SHが下がる[6-2-2]を採ったが、無理だと判断したか途中からSHが一枚だけ下がる[5-4-1]でブロックを整えた。
「前半は栃木さんが素晴らしかった。我々の守備の準備に対してズレを作られてしまい、色々と試行錯誤したが難しかった」(大槻監督)
ポイントになっていたのは大島と谷内田の間受けだ。[5-4-1]の群馬に対し、相手二列目(中盤)の背中で大島らが顔を出し続けた。ボランチの谷内田と神戸は縦関係になって谷内田が群馬の二列目の背後を取ることで彼らに後ろ髪を引かせた。
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