「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

「さぼっているとか、やるべきことをやっていないとか、それは自分自身が一番わかる」結果を出し続けるベテラン、矢野貴章が”準備”の極意を語る。【トピックス】(22.9.1)  

▼ベテラン矢野にとって準備とは?

秋田戦では見事なオーバーヘッドを決めてみせた空飛ぶ鉄人、矢野貴章。

オーバーヘッドの華麗さも相まって全国的に話題となったこのゴールには「38歳とは思えない」といったコメントも寄せられていたが、もはや聞き慣れた周囲の反応になってきた。17節徳島戦(〇1-0)のスーパーボレーもお見事だったが、どちらがベストゴールだろうか。

思えば、矢野は開幕した頃は決まってベンチスタートだった。時崎監督らにもシーズンの序盤戦に若手に出場機会を与えたいとの意向があったに違いない。

ただ、当時不遇だった矢野は”その時”をしっかり待って準備していた。初の連戦となった7節水戸戦(〇1-0)で初スタメンを飾ると、55分にCKから相手に競り勝ってヘディングで決勝ゴール。いざスタメンに起用されたときにきっちり大仕事をやってのけられるのは、日頃の綿密な準備があるからにほかならない。

”準備”といえば、現在2試合連続でスタメン出場中の大島康樹である。その大島に次節群馬戦のマッチデープログラム用にインタビューをしたとき、日頃の準備をより大切にするようになったきっかけについて以下のように語っていた。

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