「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【無料掲載】時崎悠監督「岡山さんに立ち向かってくれたし、攻守ともに積極的なプレーが多かったことはすごく良かった」【天皇杯2回戦 ファジアーノ岡山戦後のコメント】(22.6.1)

第102回全日本サッカー選手権大会2回戦

2022年6月1日10時キックオフ シティライトスタジアム

入場者数 1,802人

ファジアーノ岡山 0-1 栃木SC

(前半0-0、後半0-1)

得点者:87分 トカチ(栃木)

天候 晴
気温 21.9℃
湿度 33
ピッチ 良

<スターティングメンバー>

GK 41 藤田 和輝
DF 18 大森 渚生
DF 20 三國 ケネディエブス
DF 22 小野寺 健也
DF 33 磯村 亮太
MF 4 佐藤 祥
MF 7 西谷 優希
MF 19 大島 康樹
MF 27 五十嵐 理人
FW 13 松岡 瑠夢
FW 38 小堀 空
控えメンバー
GK 25 青嶋 佑弥
DF 40 井出 敬大
MF 10 森 俊貴
MF 11 ジュニーニョ
MF 23 植田 啓太
FW 21 トカチ
FW 32 宮崎 鴻

75分 西谷→植田
75分 松岡→トカチ
75分 五十嵐→森
90+2分 小堀→宮崎
90+4分 大島→井出

 

■時崎悠監督

「まずは平日にも関わらず栃木からも数名のサポーターが来ていただき、毎回お金を使ってチームをサポートしてくれる彼らがいるのは本当に心強いです。試合も勝利することができて、次はマリノスにチャレンジできることは、僕は常に選手たちに成長することを伝えているだけに、マリノスとの現時点での差を感じる、いいきっかけになる試合だと思うので、今日勝ったことで次はマリノスと戦えることは良かったと思っています」

――素晴らしい内容でした。勝因をどう見ていますか?

「今日は試合前に岡山さんとのリーグ戦でバイス選手のフリーキックでやられたシーンと、山口戦でアディショナルタイムに失点したシーンと、前節仙台との試合で今チームはこうなってきている、という話をするなかで『それらをこの試合に繋げていかないといけないよ』と伝えました。今日は岡山さんに立ち向かってくれたし、攻守ともに積極的なプレーが多かったことはすごく良かったと思います。何よりも監督としてリーグ戦へ向けての競争を望んでいたので、今日をいいきっかけにしてくれると思います」

――試合の立ち上がりは岡山に背後を突かれましたが、その後修正し、前線がこれでもかと走ってプレッシャーをかけました。

「走ることはできる前線の選手たちなので、彼らには違う角度の課題をずっと伝えてきました。その点でいえば、今日はただ走って守備をするだけではなく、攻撃にも積極的に関わってくれたと思います。ただ、まだボールを失ってしまうシーンとか、相手との駆け引きなしでプレーしてしまう場面もあったので、彼らはまだ若いので今日もきっかけにして成長してもらえればいいと思います」

――もっと点数が入ってもいい試合でしたが、もっと得点を奪うことや、今日の選手たちがリーグ戦に絡むために必要なことは何でしょうか。

「リーグ戦では得点が少ないからこそ勝点が取れないことに繋がっています。今日は良かったと思いますが、それは続けるしかありません。ただ、仙台戦や今日の試合も攻撃する回数は増えているし、チームで意図したプレーが増えているので、やり続けるしかないですね」

――1対0でリードしてゲームの締め方について、選手たちの足が止まることなくボールに向かっていけていました。仙台戦の反省を活かせたと思いますが、ゲームの締め方について采配も含めてどうプランしたのでしょうか。

「そうですね。交代選手を使ってゴールを奪っていく、ゲームをクローズする、その点についてはリーグ戦で何ポイントも勝点を失っている要因になっていました。それは選手の課題ではなく、僕自身の采配に矢印を向けていたので、昨晩は正直、ナイトゲームだったのでゆっくりできると思っていましたが、結局深夜4時くらいまで寝られず、色々な交代策を考えていました(笑)。あらゆることを想定してやれた分、先制するとか、クローズするとか、そこはできたと思います。あわよくば追加点を奪えればいいし、それはまだできていないので、できれば今日は2点目を奪えれば良かったと思っています。今日の先制点が2点目くらいのイメージですね。後半の早い時間帯のチャンスで得点を奪えれば良かったと思います」

――決勝ゴールはトカチ選手でしたが、リーグ戦では状態を落としたりしていました。今日は自陣方向への守備も非常によくやっていて、そういう選手が最後にゴールを決めるというのは、サッカーあるあるだと思うのですが、監督はどうご覧になりましたか?

「そうですね。徳島戦のイン・アウトもそうですし、町田戦でメンバーから外して、前節仙台戦では決めるべきで仕留め切れず、セットプレーでは自分の役割のところで撃ち抜かれたところもありました。エメルには相当厳しいことも言いましたが、それは福島時代からの信頼関係があるからですし、そういうものに対して結果で応得られたことをエメルもきっかけにしてほしいです。今日得点を奪ったことは我々栃木SCにとってもすごく重要なことだったと思います」

 

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