「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

今発揮できる最大値を。総力戦で困難を乗り越えろ。【J2開幕節 ブラウブリッツ秋田戦 プレビュー】(22.2.18)

紆余曲折あったプレシーズンを経て、開幕を迎える。ベストではないかもしれない。それでも栃木の真骨頂である粘り強さを発揮し、是が非でも勝点3をもぎ取りたい時崎栃木の初陣だ。相手はブラウブリッツ秋田。昨季は1分1敗と未勝利の相手。2節ではホームで0対1で敗れており、リベンジが必要な相手である。総力戦は必至。困難な状況でも最後まで闘い切る栃木を力強く示せるか。今季の開幕節、栃木対秋田は19日13時にカンセキスタジアムとちぎでキックオフを迎える。

 

▼ポイントはロングボール

周知のとおり、かつてないプレシーズンとなった。

新型コロナウイルスへの複数名の感染により、宮崎キャンプが中止に。隔離期間を経て、チーム活動が再開したのが2月6日。それから2週間弱の間にトレーニングマッチ2試合を詰め込み、コンディションも急ピッチで上げている。

選手や監督は「短い準備期間になったが現状でできるベストを尽くす」と声を揃えて前を向いている。「みんなが『何とかしなければいけない』という危機感を抱きながら動けている」と瀬沼優司が言うように、非常に集中したトレーニングができている状況ではある。

ただ、今季初めての公式戦を実際に戦えば、開幕独特の緊張感も加わり、身体がバキバキになるほどの強度を感じるに違いない。ラスト20分くらいは相当に厳しい戦いになると見られ、5人の交代枠をフル活用した総力戦を何とか乗り切りたい状況だ。

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