「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

苦しんだ2021年の内実。残留を掴み取るために不可欠だったもの。【2021シーズンレビュー】(22.2.10)

2021シーズンの振り返りをしていなかったので、ここでざっくりと振り返りつつ、最後に2022シーズンに触れてみたい。

 

▼開幕前のバタバタ

昨季2021シーズンの流れをざっくりと振り返ってみたい。

まず10位と躍進した2020シーズンの主力がごっそりと引き抜かれたところが出発点になる。

明本考浩、田代雅也、黒﨑隼人、塩田仁史らがJ1に個人昇格した。

2020シーズンの最終節は1220日。例年よりストーブリーグの時間も短く、土壇場でチームを去った選手の穴埋めは叶わなかった。チームが始動したときは27人だったが、うち和田達也とエスクデロ競飛王は長期離脱中で、実質25人体制。心許ない陣容だったことは否めない。

2021シーズンの主軸2トップとなる矢野とジュニーニョは、キャンプインと同時に別メニュー調整で、開幕節岡山戦を迎えたときの2トップは畑潤基と松岡瑠夢だった。

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