「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

田坂和昭監督の大事な安らぎタイムは?【普段のあれこれ Vol.18】(21.12.3)

選手たちのオフ・ザ・ピッチのお話について、練習フォトレポートの撮影でお馴染みの稲葉美和さんに集めてもらいました。

(取材・構成 稲葉美和)

 

先日、今季限りでの退任が発表された田坂監督。今のチームに栃木らしい一体感の大切さを浸透させてくれました。辛く苦しいとき、ご自身の心はどう保っていたのでしょう。

 

☆田坂流、「心の整え方」

 

――3年間、とても苦しいことも多かったと思います。癒されてきたことや、どうやって心を保ってきたのか教えていただけますか?

「監督をやっている人はストレス解消じゃないですけどいろいろありますが、自分はランニングと、やっぱり家族ですね。気持ちを整えるのは、ランニングと家族。『ター坊よく走るね』っていろんな人に言われるんですけど、これはあえてストレス解消で自分の頭や気持ちを整理するためで、座禅とは言わないですが、自分の心を整えるためにランニングをして、よくいうセロトニンを出しながら、良い活性ホルモンを出しながら走ったりしています。家族はほとんどサッカーの話をしないので、子供たちや嫁さんと二人でお昼に食事に行ったり、嫁さんもよく走るので二人で走ったりとかしながらいろんな話をするのが自分の唯一のストレス解消法。そういうところで整理すると、帰りの車の中で一人になったときに、戦術的なこととか、選手にどんなことを話そうかとか、次の試合にどうやって立ち向かっていこうかとか、をよりクリアに考えることができました。ランニングと家族が1番の安らぐ場だったかなと思いますね」

(残り 589文字/全文: 1245文字)

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