「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

大島康樹がキレを維持できているのは2年前の苦い経験があるから。【トピックス】(21.10.28)

前節の町田戦では最近の試合ではもっとも長い27分という出場時間を確保した大島康樹。相変わらずプレー強度は高く、途中から出場しても計算できる選手の一人になっている。現状の身体のキレやコンディション、プレー感覚を聞いた。

 

――途中出場が増えていますが、プレス強度は維持している印象です。

「試合に出たときは自分のやるべきことはやれていると思うのですが、前節町田戦は久しぶりに30分近くプレー時間をもらっただけに、ボールを持ったときにもっと何かを見せるとかできればよかったなと。流れを変えることが交代選手の役割なので、自分の中ではもう全然、今シーズンで1番納得いっていないくらいの出来でした」

――サイドハーフとしてボールを受けてカウンターにつなげるとか。

「そうですね。カウンターの起点になって後ろの選手が追い越していく時間をつくったり、交代で入っただけに守備でもっと前から奪いに行ってボールを引っ掛ける回数を1回、2回と増やせれば、あそこから流れを変えられたし、チャンスも増えたのではないかと思いました。何回かボールを奪えそうなシーンはあったのですが、前に突っ込んでいくか、後ろに構えるか、自分の中で多少迷いがあって取り切れなかったという感覚でした」

――今シーズンの前半戦はサイドバックとしてずっとスタメンで試合に出ていましたが、新しい選手が入ってきたりする中でなかなか試合に出られなくなったことへの悔しさはあると思います。どうやって気持ちの整理をつけながらここまでやってきましたか?

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