「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

求められるのは勝点3を掴み取るための精度だ。【J2第24節 SC相模原戦 プレビュー&コラム】(21.8.8)

3週間ぶりにリーグ戦が再開する。栃木は前節甲府に0対1で敗れた。2連敗。8試合勝利なし。この状況を受け、新たな選手たちが加わり、迎える中断明けの初陣だ。相手は最下位の相模原だが、夏の補強で総勢7名もの戦力を獲得。どのようなチームに変貌しているかは蓋を開けてみないとわからないが、栃木としては勝って勢いに乗りたい一戦だ。24節相模原対栃木は相模原ギオンスタジアムで17時にキックオフを迎える。

 

PICK UP 谷内田哲平は栃木スタイルの攻撃に何をもたらすか?

 

▼堅い相模原をこじ開けられるか

この夏の栃木の補強は適確だった。

FWに豊田陽平、地上戦を可能にする谷内田哲平、両サイドバックに黒﨑隼人と溝渕雄志、最後方からフィードで貢献するGKオビ・パウエル・オビンナ。

前期戦で苦しんでいたポジションに補強はできた。出戻り組の黒﨑、溝渕、オビが完全に馴染むのは時間の問題だろう。あとは豊田と谷内田がいかに馴染めるか。

彼らを含め、攻守の連携を向上させるための中断期間の3週間が経過し、この間にトレーニングマッチを2試合消化した。選手たちの手応えはコメントから察するほかないが、前進していると見られる。

この間、もっとも力を注いでいたのは攻撃面だ。

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