「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

いざ鹿島に真っ向勝負。2年越しのリベンジ成就を。【天皇杯3回戦 鹿島アントラーズ戦 プレビュー】(21.7.6)

7日、栃木は天皇杯3回戦をJ1鹿島アントラーズと戦う。鹿島との対戦は2019年の天皇杯3回戦以来、2年ぶり。あのときは0対4で完敗したが、当時とはスタイルもプレー強度も格段に上がっている今季のチームが鹿島相手にどこまで戦えるか。栃木対鹿島の天皇杯3回戦はカンセキスタジアムとちぎにて19時にキックオフを迎える。

 

 

▼ベストメンバー? の鹿島に真っ向勝負

さあ天皇杯3回戦、鹿島アントラーズ戦だ。

鹿島とは2019年の3回戦でもグリスタで対戦し、序盤こそ粘ったが、徐々に流れを掴まれて最終スコアは04で完敗を喫した。鹿島の4点目は右サイドからカットインした有馬幸太郎にゴールを流し込まれている。このときの対戦はともにリーグ戦の控え組が中心だった。

田坂監督に当時の戦いぶりについて話を振ると「あのときと今のチームはスタイルもインテンシティも異なるのでね」と返ってきた。

たしかに栃木はあのときとは異なる。昨季、今季と貫きながら積み重ねてきたハイインテンシティサッカーを鹿島にぶつけて、さあどうなるかという試合だ。

「今の自分がどれだけのものを出せるか楽しみ。勝てるチャンスは全然あると思うし、J1を倒すというモチベーションが高い」と松岡がいえば、天皇杯2回戦以来となる公式戦出場の可能性がある小堀も「どんなボールでも、たとえ負けようとも何度でも絡んでがむしゃらでプレーしていきたい」と気合十分である。

田坂監督も「栃木らしいサッカーを思いっきりぶつけていきたい」と明言。やってやる感がひしひしと伝わる。ロングボールを基本線とする肉弾戦。前から激しく追い込むハイプレスを基軸に、真っ向勝負を挑む構えである。

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