”中央へ”の貫徹でノーゴールの壁をぶち破る。【J2第32節 京都サンガF.C.戦レビュー】(20.11.9)
2020明治安田生命J2リーグ第32節
2020年11月8日14時キックオフ 栃木県グリーンスタジアム
入場者数 2,548人
栃木SC 1-0 京都サンガF.C.
(前半0-0、後半1-0)
得点者:66分 明本考浩(栃木)
天候 晴れ
気温 19.1℃
湿度 75%
ピッチ 良
<スターティングメンバー>
GK 1 川田 修平
DF 23 柳 育崇
DF 30 田代 雅也
DF 15 溝渕 雄志
MF 33 黒﨑 隼人
MF 25 佐藤 祥
MF 14 西谷 優希
MF 18 森 俊貴
FW 8 明本 考浩
FW 9 エスクデロ 競飛王
FW 19 大島 康樹
控え
GK 22 塩田 仁史
DF 35 池庭 諒耶
DF 6 瀬川 和樹
MF 5 岩間 雄大
MF 17 山本 廉
FW 16 榊 翔太
FW 29 矢野 貴章

65分 エスクデロ→榊
75分 溝渕→瀬川
75分 大島→山本
84分 佐藤→岩間
84分 明本→矢野
▼決勝ゴールへの布石
京都の攻撃にはクオリティがあったが、一方の栃木の攻撃も、チームで共有したものを貫徹しようとする凄みを感じさせた。
66分の決勝ゴールについて明本が「やり続けたことで僕たちにボールが転がってきた」と振り返っているが、序盤から徹底していた”中央へ”の共有が決勝ゴールに結実したと言える試合だ。
10分、相手ボランチの庄司を囲い込んで奪うとショートカウンターを発動。中央で奪った地点からサイドに逃げることなく、いわゆる”ペナ幅”(ペナルティエリアの横幅)で中央を突き刺すように森がフィニッシュまで漕ぎつけた。
28分のカウンターシーンもペナ幅で完結している。
自陣で奪ったボールを明本が左サイドでキープして時間をつくり、森のドリブル、そしてエスクデロを経由し、再び明本へ。最後はゴール前へと追い越していった森の頭に合わせたフィニッシュだった。
ボールを奪ってから最短距離でゴールへと一直線で向かったシーンである。
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