「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

栃木SCU-18の2019シーズンを振り返る。【アカデミーレポート】【無料掲載】(19.12.26)

吉野陽翔(2年)

▼さらなる個のレベルアップを

 

今年の栃木SCU-18の全日程が終了。結果は以下の通り。

〇クラブユース選手権 関東予選ノックアウトステージ1回戦敗退 対水戸 0-0(PK0-3)
〇Jユースカップ 2回戦敗退 対広島 2-3 (2点ビハインドを追いつくも突き放される)
〇U-18県リーグ 優勝(2年連続) 
〇プリンスリーグ参入戦 対千葉 1-2

 

今年の対Jユース勢との対戦は3戦全敗となった。内容ではいずれも劣らないものではあったが、終盤の試合運びや、勝ちをもぎ取るだけの個々のクオリティに課題を残した。櫻川ソロモンひとりに状況をひっくり返された千葉戦はまさに象徴的だった。

今シーズンは昨年2試合だったトップチームとの練習試合が5試合に増加。7月の対戦では引き分けに持ち込むなどの成長を見せた。練習への参加も学年やポジションを問わず、これまで以上に積極的に行われるようになった。ただ、監督や強化部の目に留まるチャンスは増えた半面、昇格へのハードルは上がった印象がある。

今年の昇格候補だった中三川海斗、鈴木隼斗の両名はともに昇格見送りとなり、中三川は海外挑戦の道を模索し、鈴木は栃木シティへの加入が先日発表された。来年はトップとも互角に戦えるチーム作りをしながら、クラブを納得させるだけの個のレベルアップも期待したいところだ。

今年はトップとの練習試合をきっかけにして、育成組織への関心を持って頂けるサポーターが増えたように感じました。来年もより一層のご声援をよろしくお願い致します。

 

(文 編集部スタッフ)

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