前節見せたアグレッシブな守備を貫きつつ、課題に打ち勝つタフさを発揮したい。そして甲府相手にシーズンダブルを。【J2第36節ヴァンフォーレ甲府戦プレビュー】(19.10.12)
前節はホームで徳島と1対1。攻撃的な守備で主導権を握り先制したが逃げ切りに失敗した。今節はそのリベンジの意味も含む戦いになる。今節、敵地に乗り込み、対峙するのはヴァンフォーレ甲府。J1昇格プレーオフ圏内の6位に位置し、現在2連勝中。前節同様、難敵に違いないが、今の栃木ならば勝点3を掴むチャンスはある。
▼前節の上々の内容に何が何でも結果を
「この戦いを続けることです」
前節徳島戦後にユウリやヘニキが口にしたように今節も続けることだ。攻撃的な守備を全員が連動させ、相手をサイドに追い込んで奪い切り、一気のカウンターへ。前節は良い守備から良い攻撃を何度も繰り出し、数多くのシュートチャンスを作れた。注文を付ければ、カウンターから決め切る精度を上げること。それで勝点3はより近づく。
もちろん良い内容だけではダメで、浮き彫りになっている課題を突き詰めた成果を発揮する必要がある。
課題の一つは周知のとおりセットプレー。3試合連続でセットプレーから失点している悪しき流れを止める必要がある。今週は練習日のすべてでセットプレーに触れ、それぞれがやるべきことを確認した。乾大知が「やられない雰囲気を作ることが大事」というように、セットプレーは配置や守り方以上に、誰に聞いても最後に行きつくのは気持ちの強さだ。強烈な高さがあるわけではない栃木にとって気持ちの強さでボールに食らいつけるかどうかは生命線。「より声を出すこと」(田代雅也)などで士気を高め続けて対応し、ついにやられなかったという成功体験を掴んで前進したい。
もう一つ、前節までの流れとは異なり、警戒しないといけないのは甲府のFWピーター・ウタカの存在だ。現在18ゴール。
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