JFLも大混戦!番記者座談会LIVE(J論)【4/3(木)21時】

「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【PLAYERS Column】栃木SC 杉本真の感謝。「サポーターはいつも自分の力になっていたと感じるんです。感謝、ありがとう、それに尽きます」

 

サポーターには感謝しかない

 

11日のホーム最終戦の翌日、長野パルセイロとのトレーニングマッチを終えると、杉本真は河内総合運動公園陸上競技場のメインスタンドにいるサポーターに向かって深々とお辞儀をした。何か思いを伝えるような、いつもより長めのそれだった。

「今季の練習試合のラストだったし、17日にJ2の最終戦がありますが、メンバーに入れなければ自分が栃木でプレーする最後のゲームになると思ったので。サポーターに自分がプレーする姿をもう見せることはないので、その意味で、色々な感謝の気持ちを込めました。プレー自体も楽しんでできましたよ」

2010年に加入して9シーズン。その栃木でのキャリアが終わると発表されたのは9日のことだった。

「色々なことがあり過ぎて、何を言ったらいいかわかりませんが、やはり感謝の一言です。栃木でプロ生活をスタートさせてもらったこと、ここまで長くプレーさせてもらったこと。最初はここまで長く栃木でプレーするとは思っていなかったんです。プロ生活自体もここまで長くやるとは思っていませんでした。でも、ここまでやることができた。もう感謝しかないですよ」

闘将パウリーニョ(松本)らとJ1昇格に迫ったシーズンがあった。頭を坊主にするなど最後まで足掻いたが救われずにJ3に降格したシーズンがあった。試合出場が叶わずともクラブスタッフとともに試合後の後片づけを手伝うなど裏方も辞さずにJ2復帰を果たしたシーズンがあった。

「自分は全然、栃木のJ2復帰の力になれなかったけれど、降格と昇格を戦えたことはいい経験になっています。クラブが降格することは決していい歴史ではないけれど、今後クラブがずっと続いていくなかでその経験をプラスに活かすことができると思うんです。僕自身、降格を経験したことを今後のキャリアに活かしてやろうと思っていますからね」

(残り 1610文字/全文: 2387文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ