【レビュー】栃木SC J2第25節水戸ホーリーホック戦 後ろではなく前でゲームを進めて勝点1をゲット。
2018明治安田生命J2リーグ第25節
2018年7月25日19時キックオフ ケーズデンキスタジアム水戸
入場者数 5,002人(うち栃木サポーターはゴール裏とバックスタンドに約350人、メインスタンドに150人、合計約500人)
天候 曇り、弱風
気温 26.3℃
湿度 72%
ピッチ 全面良芝、乾燥
水戸ホーリーホック 0-0 栃木SC
(前半0-0、後半0-0)
得点者:
<スターティングメンバー>
GK 1 竹重 安希彦
DF 19 服部 康平
DF 3 西河 翔吾
DF 17 福岡 将太
MF 29 川田 拳登
MF 5 ヘニキ
MF 11 岡﨑 建哉
MF 24 和田 達也
FW 9 大黒 将志
FW 14 西谷 和希
FW 37 浜下 瑛
控え
GK 33 石川 慧
DF 42 パウロン
DF 26 夛田 凌輔
MF 50 二川 孝広
MF 2 西澤 代志也
MF 41 西谷 優希
FW 25 ネイツ ペチュニク
横山雄次監督
前半は予想外に栃木が一方的に押し込む展開に
水戸を終始押し込んだ時間帯、66分に西谷優希を投入してから攻勢をかけた時間帯、攻勢がやんで中盤の悪いバランスの隙を突かれて水戸に決定機を許した時間帯。3つくらいに分けられる試合だったが、スコアレスドローは妥当な結果だろう。
前半の栃木は予想外に水戸を押し込み、ロングスローは7本、CKは6本を数えたが、試合のペースを掴んだベースにあったのは、後期戦になって機能しているミドルゾーンでの連動したプレスだった。
20分や25分のシーンに現れているが、やはり西谷和希のプレスを入れるタイミングがいい。水戸の最終ラインがボールを持ったとき、ハーフウェイラインを越えたあたりから瞬間的にプレスのスイッチを入れると、後方の和田達也や岡崎建哉が連動するように反応し、相手のボールホルダーを慌てさせてパスミスを誘っている。
水戸の前方へのパスを遮断し、マイボールにすると、攻撃はシンプルに縦へ。そしてスローインを獲得すると、徹底してロングスローを投げ入れた。
福岡将太のロングスローは徹底して服部康平をターゲットに。
服部が競り勝って逸らせばチャンスに、競り負けてもそのまま相手陣内でヘニキらが圧力をかけて再度スローインを得ると、再度ロングスローを投げ入れる、あるいは、ロングスローからCKを獲得、フィニッシュに至らずともCKのセカンドボールを拾って二次攻撃に繋げる、そこからまたスローインを獲得してロングスローを投げ入れる……
そんな無限ループだった。
「前半は狙い通りだったが、相手は嫌だったと思う」
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