波乱のJ1序盤戦を総括LIVE(J論)【3/27(木)21時】

「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【レビュー】栃木SC J2第12節京都サンガ戦 「肉を切らせて骨を断つ」で掴んだ今季初の連勝劇。

2018明治安田生命J2リーグ第12節

2018年5月3日14時キックオフ 栃木県グリーンスタジアム
入場者数 4,643人
天候 曇、無
気温 22.6
湿度 80%
ピッチ 全面良芝、乾燥

栃木SC 3-1 京都サンガ
(前半1-0、後半2-1)
得点者:10分 西谷和希(栃木)、50分 服部康平(栃木)、74分 レンゾ・ロペス(京都)、90+3分 牛之濱拓(栃木)

<スターティングメンバー>

GK 15 ジョニー レオーニ
DF 3 西河 翔吾
DF 19 服部 康平
DF 30 田代 雅也
MF 27 久富 良輔
MF 5 ヘニキ
MF 11 岡﨑 建哉
MF 14 西谷 和希
MF 28 温井 駿斗
FW 25 ネイツ ペチュニク
FW 16 榊 翔太
控え
GK 1 竹重 安希彦
DF 7 菅 和範
MF 2 西澤 代志也
MF 37 浜下 瑛
MF 21 牛之濵 拓
MF 29 川田 拳登
FW 8 廣瀬 浩二
横山雄次監督

56分 榊→牛之濱
69分 久富→川田
79分 温井→西澤

(写真は永島一顕)

右サイドバック石櫃のクロスボールへの対処法

まさに、肉を切らせて骨を断つ、であった。

この京都戦のポイントは、ご覧のとおり京都の右サイドの石櫃のクロスボールだった。

相手は2トップのレンゾ・ロペスやエスクデロへのロングボールから起点を作り、右サイドの石櫃、そこに絡む小屋松が長い時間、主導権を握った。

 

相手の右サイドがストロングなのはわかっていたこと。だとすれば、プレビューに書いたとおり3-4-2-1でペチュニクが1トップ、西谷和希と牛之濱拓が2シャドーの形がいいのでは、と予想した。そうなると以下のとおり、守備時に栃木は5-4-1になるので、相手のサイドバックへのアプローチがはっきりする。石櫃にボールが入ったときは西谷が行けばいい。

 

□石櫃_□_●_□__□

____□__□____

_●西谷_●__●__●_

□___________□

●__●□_●_□●___●

______●______

●栃木 □京都

 

このプランは横山雄次監督の頭にもあったはずだが、これを採用しなかった。実際には対京都の戦況はこうだった。

 

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