【NewComer Column】栃木SC チューリッヒの英雄ジョニー・レオーニの回想録。かつての栄光と再起を懸ける今。
レアル・マドリード戦5失点の悪夢と、鬼神と化したACミラン戦
試合直前、ピッチに出ていく前のコンコースで、テレビで聞き慣れた欧州チャンピオンズリーグのアンセム(讃美歌)が流れてきたときは身震いがした。
2009年9月15日。2009-10欧州チャンピオンズリーグ、グループリーグ初戦、レアル・マドリード戦。場所は、FCチューリッヒがホームとするシュタディオン・レツィグルント。
目の前には、C・ロナウド、ラウール・ゴンサレス、グティ、イケル・カシージャスらがいる。それまで自宅のソファからテレビを通して眺めることしかできなかった、世界のトップクオリティの選手たちが、自分たちのホームスタジアムのコンコースにずらりと目の前に並んでいるのはどこか不思議な気分だった。
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