「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【レビュー】栃木SC J3第21節C大阪U-23戦 中断明け大事な試合を3ゴールで完勝。止まっていた時計の針が勢いよく動き出す。

2016明治安田生命J3リーグ第21節
2016年9月10日18時キックオフ キンチョウスタジアム
入場者数 1,119人(うち栃木サポーターはメインスタンドに300人ほど)
天候 晴天、弱風
気温 28.7℃
湿度 55%
ピッチ 全面良芝、乾燥

C大阪U-23 0-3 栃木SC
(前半0-1、後半0-2)
得点者:前半38分 宮崎泰右(栃木)、後半29分 リカルド・ロボ(栃木)、後半41分 島川俊郎(栃木)

<スターティングメンバー>
◆栃木SC
GK 21 吉満 大介
DF 29 島川 俊郎
DF 4 広瀬 健太
DF 5 尾本 敬
DF 7 菅 和範
MF 38 宮崎 泰右
MF 2 西澤 代志也
MF 30 本間 勲
MF 8 廣瀬 浩二
FW 9 大石 治寿
FW 32 リカルド ロボ
控えメンバー
GK 1 竹重 安希彦
DF 18 坂田 良太
MF 14 西谷 和希
MF 20 山本 大稀
MF 41 佐々木 勇人
MF 6 古波津 辰希
FW 13 上形 洋介
監督 横山 雄次
79分 宮崎→西谷 86分 ロボ→上形 88分 廣瀬→山本

79分 宮崎→西谷
86分 ロボ→上形
88分 廣瀬→山本

 

際立った2トップの強さと連携の良さ

 

長きにわたって中断されたリーグ戦、その大事な再開初戦、際立ったのは栃木の2トップだった。

栃木合流後、初のスタメンを飾ったリカルド・ロボと、大石治寿の関係性が非常に良かった。互いに距離感を意識しながら、二人だけの関係でフィニッシュに持ち込む場面を前半に数度作った。

優位性があったのは高さの部分だ。

「相手の2トップの高さにてこずってしまって、そのセカンドボールを拾われて苦しくなった」

そう認めたのは敵将の大熊裕司監督。

「ロングボールに勝つには、ただでかいとかじゃなくて、タイミングやセンスも必要。(大石はもとより)ロボにはそのセンスがあるので何度も競り勝って起点になってくれた」

横山雄次監督も計算どおりといったところか。相手のセンターバックは片方の選手に187cmという高さがあったが、18歳、19歳のコンビであり、経験値という意味で栃木の2トップに相当に分があった。

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