「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【インタビュー】栃木SC 今季の三分の一が終了した今、本間勲が感じる雰囲気の変化。「みんなが厳しく言い合えるようになってきている」

前節の10節カターレ富山戦は、内容には大いに課題があるものの、勝ちたい意志、戦う雰囲気をひしひしと感じることができる試合だった。守備陣とともに身体を投げ出して相手のシュートブロックに飛び込み、最後は脚を攣らせて途中交代となった本間勲は、現状のチームに何を感じているのか。ちょうど今季の三分の一が終了したチームの現在地を聞いた。

 

ピッチで戦うんだという雰囲気も試合をこなすごとに出てきている。正直、そういう雰囲気が最初は足りなかった

 

――今日のフィジカルトレーニングは相当きつそうでした。チームの意図は。

「メニューだけみて今日はきつそうだなと。心の準備だけはしましたが」

――「残り10分だ!」「カウンター!」「ディフェンス!」などなど、試合を想定する声がけもしきりに飛んでいました。

「先週の試合で、僕も含めて足を攣った選手が何人かいたので、そういう意図なんじゃないかなと。ここでしっかりやっておけば試合が楽になるし、きついことをみんなで励まし合いながらやるのはチームとして大事です。それで一体感が生まれるし、そういう狙いもあると思います」

――シーズン前にあまりやらずに、ここに強度があるフィジカルトレを入れてくるというのは。

「どうでしょうね、その辺りは監督に聞いてください。ただ、今日の午後はあまりトレーニングをやらない予定でここでフィジカルをかなり上げたのかなと。そうあってほしいという気持ちもあります…」

――オフ明けのタイミングでやるメニューとしては最近では一番きつい。

「そうですね。先週は僕は量を調整したのでやっていないんですけど、先週もちょっと(トレーニングの強度を)上げたようです。ただ、今日のほうがみんなきついと言っていますね」

――その意味でも聞きたいんですけど、前節の最後の時間帯、本間選手は足を攣りました。振り返ったときにそうなった理由はどう考えますか。

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