「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【トピックス】シリーズ新加入〈8・了〉 GK31 馬渡洋樹 (25.3.13)

シリーズ新加入〈8・了〉 GK31 馬渡洋樹

いつ訪れるとも知れないチャンスを待ち、バックアッパーを務めてきた。季節がいくつもめぐり、大観衆の前でプレーする感覚を失いそうになるほど長く。馬渡洋樹はひたすらトレーニングに打ち込む日々を過ごした。

東福岡高、鹿屋体育大を経て、2017年、愛媛FCに加入。ルーキーイヤーはリーグ戦1試合、天皇杯2試合に出場した。川崎フロンターレ、ファジアーノ岡山と渡り歩き、そこでも立場は変わらない。2019年から3年半、公式戦の出場はゼロに終わる。

2022年の春、湘南ベルマーレに移籍。そのシーズンはリーグ戦と天皇杯に1試合ずつ出場した。2023年はリーグ戦2試合とルヴァンカップ1試合。2024年はリーグ戦4試合と天皇杯1試合。着実に、じわりじわりと出場機会を増やした。

そして今季、東京ヴェルディからのオファーを受け、馬渡は移籍を決断する。

「話をいただいたのは、昨年12月中旬でしたね。湘南には3年間いてJ1デビューをさせてもらい、感謝しています。徐々に試合に絡めるようになってきたところで、よりピッチに立つことを意識したというか、簡単に言うと欲が出たんです。特別な緊張感を味わい、もっと試合で活躍したい、そのために新しい環境でチャレンジしたいと。自分の得意とするビルドアップも、このチームならより活かせるだろうと思いました」

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