「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】J1-29[A] 柏レイソル戦『壮絶なる勝利』(24.9.1)

2024年8月31日(土)
J1第29節 柏レイソル vs 東京ヴェルディ
19:03キックオフ 三協フロンテア柏スタジアム
[入場者数]12,692人 [天候]雨のち曇、弱風、気温27.6℃、湿度90%

柏 2‐3 東京V
前半:2‐2
後半:0‐1
[得点]
1‐0 細谷真大(8分)
1‐1 木村勇大(15分)A山見大登4
1‐2 山見大登(30分)A齋藤功佑4
2‐2 戸嶋祥郎(45+1分)
2‐3 翁長聖(55分)
※A=アシスト、及び今季の通算数。東京Vのみカウント。

●東京Vスターティングメンバー
GK1   マテウス
DF4   林尚輝(79分 稲見)
DF15 千田海人
DF23 綱島悠斗
MF6   宮原和也
MF7   森田晃樹
MF8   齋藤功佑(63分 見木)
MF22 翁長聖
FW18 山田楓喜(52分 染野)
FW20 木村勇大(79分 山田剛)
FW11 山見大登(63分 松橋)
(ベンチメンバー:GK21長沢祐弥。MF10見木友哉、17稲見哲行、33松橋優安、47松村優太。FW9染野唯月、27山田剛綺)

監督 城福浩

試合データなど(東京ヴェルディ オフィシャルサイト)

■木村勇大、ついに二桁ゴールに到達

開始2分、いきなり柏レイソルが東京ヴェルディのゴールに襲いかかった。右サイドから関根大輝がアーリークロスを入れ、細谷真大が絶妙なタッチでコントロールし、右足を振る。マテウスの右手に当たり、シュートは枠を逸れた。

「名古屋戦(第26節 0‐1●)で似たような形から抜け出されたシーンがありましたね。相手のシュートに反応したというより、たまたま読みが当たった感じです」(マテウス)

東京Vはサイドに追い込み、ボール奪取を試みるが、柏のクオリティがそれを上回る。狭いスペースを打開し、大きくサイドを変えてきた。

なかでも厄介だったのが、攻撃を司るマテウス・サヴィオだ。わずかな空間を見つけてボールを引き出し、ワンタッチ、ツータッチではたく。常にディフェンスの一歩、二歩先をいき、極めて正確な技術で寄せつけない。相手を集めておき、強烈なキックで逆サイドに持っていく展開力まで持ち合わせている。

このクラスのアタッカーをJリーグで見られるのは喜び以外の何ものでもない。と、感心している場合ではなかった。

(残り 2464文字/全文: 3373文字)

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