「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】J1-22[H] セレッソ大阪戦『味スタ無敗継続』(24.7.7)

2024年7月6日(土) J1第22節 東京ヴェルディ vs セレッソ大阪
18:43キックオフ 味の素スタジアム
[入場者数]16,265人 [天候]曇時々雨、弱風、気温25.9℃、湿度60%

東京V 1‐1 C大阪
前半:0‐0
後半:1‐1
[得点]
1‐0 山見大登(49分)PK
1‐1 レオ・セアラ(76分)
※A=アシスト、及び今季の通算数。東京Vのみカウント。

●東京Vスターティングメンバー
GK1   マテウス
DF4   林尚輝
DF15 千田海人
DF3   谷口栄斗
MF17 稲見哲行(88分 木村)
MF8   齋藤功佑(59分 染野)
MF23 綱島悠斗(74分 宮原)
MF22 翁長聖
FW18 山田楓喜
FW27 山田剛綺(74分 松橋)
FW11 山見大登(59分 見木)
(ベンチメンバー:GK21長沢祐弥。DF6宮原和也。MF10見木友哉、14チアゴ・アウベス、33松橋優安、FW9染野唯月、20木村勇大)

監督 城福浩

試合データなど(東京ヴェルディ オフィシャルサイト)

■黄色が赤に変わった

山田楓喜の気迫あふれる走りに、スタンドから拍手が沸き起こった。積極果敢にスプリントし、二度追い、三度追いを仕掛け、後ろの稲見哲行に付いてきてくれと呼びかける。

17分、翁長聖のクロスから、空中戦で競り勝った山田剛綺が体勢を崩しながら右足でシュート。しかし、キム・ジンヒョンのセービングに阻まれた。

22分、綱島悠斗が最終ラインからボールを引き出し、前の山田楓につける。裏を狙った浮き球のパス、山田剛がうまくコントロールしたように見えたが、右手を伸ばしたK・ジンヒョンがキャッチ。

31分、右サイドから稲見が速いクロスを入れ、ディフェンスが頭でクリア。こぼれ球を拾った山見大登の前に立ちはだかるのは、プロ入り前から対戦を重ねてきた田中駿汰だ。山見は俊敏な動きでシュートコースをつくり、右足を鋭く振る。惜しくも左ポストにはね返った。

前半の途中から雨が降り始めた。この日は落雷の危険を避けるため、キックオフが40分遅れた。蒸し暑く、重たい空気のなかを山田楓は変わらず疾走している。

そのプレーは強い覚悟を感じさせ、背景を知る人には伝わるものがより大きい。僕は早くも、試合後のミックスゾーンにできる黒山の人だかりを想像していた。

3日、パリ五輪に臨むU‐23日本代表の発表があり、山田楓はバックアップメンバーとしての選出だった。当然、メディアはこれに絡めたコメントを引き出そうとする。彼は堂々と受けて立つだろう。そして、やや過剰気味の情感をたたえたニュースが、あちこちから配信されることになる。

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