「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【トピックス】シリーズ新加入〈5〉 MF32 山本丈偉(24.2.17)

シリーズ新加入〈5〉 MF32 山本丈偉

最終ラインからパスを引き出し、味方の状況を冷静に見ながらボールを動かし、攻撃を構築する。常に顔が上がっているため視野が広く、ボールさばきは憎らしいほど落ち着いている。

東京ヴェルディユースから17歳で飛び級昇格となった山本丈偉。兄の理仁(シント=トロイデンVV)と時期を同じくして、プロの世界に飛び込むことになった。

沖縄キャンプ、6対6+フリーマン1のセッション。山本のファーストタッチの置きどころについて、森下仁志コーチの指導が入った。

右からきたボールを左サイドに展開した山本は、最初から流し気味にトラップした。あらかじめビジョンを描いたうえでの状況判断だったのだろう。そこで、森下コーチはゴールに正対する位置、つまり自分の前にボールを置く余裕があったはずで、前線にパスを供給できる選択肢をハナから消すなという注意を与える。

「ボールを受けた際、まずはゴールを見られることがよい選手の条件。優れた技術を持っているだけでは意味がないんです。相手に脅威を与える技術の使い方ができてこそ高い価値が生まれる」(森下コーチ)

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