「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】J1昇格プレーオフ決勝[H] 清水エスパルス戦『最高の一日』(23.12.3)

2023年12月2日(土)
J1昇格プレーオフ決勝 東京ヴェルディ vs 清水エスパルス
14:06キックオフ 国立競技場
[入場者数]53,264人 [天候]晴、無風、気温12.8℃、湿度26%

東京V 1‐1 清水
前半:0‐0
後半:1‐1
[得点]
0‐1 チアゴ・サンタナ(63分)PK
1‐1 染野唯月(90+6分)PK
※A=アシスト。今季、リーグ戦の通算数+プレーオフ。東京Vのみカウント。

●東京Vスターティングメンバー
GK1   マテウス
DF6   宮原和也
DF13 林尚輝(74分 平)
DF3   谷口栄斗
DF2   深澤大輝(81分 長谷川)
MF47 中原輝
MF7   森田晃樹
MF25 稲見哲行(81分 山越)
MF8   齋藤功佑(66分 新井)
FW39 染野唯月
FW27 山田剛綺(74分 綱島)
(ベンチメンバー:GK21長沢祐弥。DF5平智広、16山越康平、24奈良輪雄太。MF14長谷川竜也、23綱島悠斗、40新井悠太)

監督 城福浩

試合データなど(東京ヴェルディ オフィシャルサイト)

■城福浩監督と選手が貫いたもの

池内明彦主審の前半終了を告げる笛が鳴り響く。

国立競技場は5万3000人を超える大観衆で膨れ上がった。J1昇格プレーオフ決勝、東京ヴェルディ vs 清水エスパルス。東京Vは準決勝のジェフユナイテッド千葉戦(2‐1○)とまったく同じスタメンで臨んだ。

スコアは0‐0。レギュラーシーズン上位の東京Vはアドバンテージを有し、目指すJ1に半歩近づいたことになる。だが、戦況はまったく予断を許さない。

清水が優勢にゲームを運び、8分、コーナーキックからカルリーニョス・ジュニオのヘディングシュートはクロスバーを越えた。29分、ゴール前の混戦から乾貴士の左足のシュートも上に外れる。

東京Vはボール保持率では劣りながらも専守防衛となっていたわけではない。17分、森田晃樹のクロスに染野唯月が頭を合わせた場面、39分、中原輝のフリーキックから谷口栄斗の放ったヘディングシュート。いずれも枠を捉えられなかった。

問題は、前半の中頃を過ぎ、手薄なサイドに展開され、際どいクロスを入れられるシーンが何度もあったことだ。

「乾選手が自由に動くぶん、自分たちが中に絞ったときにサイドが空いてしまうのは仕方のない部分。クロスへの対応は1年間積み上げてきたので、しっかりとやれていました」(谷口)

30分、原輝綺のカットインからの左足のシュートは、「靴一足分の寄せ」を体現する深澤大輝が身体に当てる。44分、45分と連続したピンチは、林尚輝がボックスでの的確なポジショニングにより防いだ。

そうしてファーストハーフは無失点に抑えた。しかし、このまま横の揺さぶりを受け続ければどうか。どれほど集中していても、予測の困難なディフレクトからネットを揺らされることは起こり得る。

そうした僕の懸念をよそに、後半、ゲームは意外な形で動いた。

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