「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】天皇杯-2 ザスパクサツ群馬戦『値打ちのある逆転勝利』(23.6.8)

2023年6月7日(水)
天皇杯JFA第103回全日本サッカー選手権大会2回戦 東京ヴェルディ vs ザスパクサツ群馬
18:30キックオフ 味の素フィールド西が丘
[入場者数]1,901人 [天候]晴、弱風、気温26.6℃、湿度55%

東京V 2‐1 群馬
前半:1‐1
後半:1‐0
[得点]
0‐1 オウンゴール(36分)
1‐1 山田剛綺(44分)A加藤弘堅1
2‐1 オウンゴール(83分)
※A=アシスト、及び大会の通算数。東京Vのみカウント。

●東京Vスターティングメンバー
GK41 飯田雅浩
DF24 奈良輪雄太
DF15 千田海人
DF23 綱島悠斗(67分 白井)
DF38 アルハン
MF28 楠大樹
MF27 山田剛綺
MF17 加藤弘堅
MF34 西谷亮(82分 小池)
MF9   杉本竜士(62分 齋藤)
FW30 佐川洸介(46分* 谷口)
(ベンチメンバー:GK31佐藤久弥。DF3谷口栄斗。MF8齋藤功佑、19小池純輝。33橋本陸斗、49山本丈偉。FW42白井亮丞)

監督 城福浩

試合データなど(東京ヴェルデ オフィシャルサイト)

■いずれは通らねばならぬ道

ザスパクサツ群馬のフリーキック、飯田雅浩が飛び出して手ではじいたボールが、西谷亮の頭に当たってゴール方向に角度を変える。36分、事故のような得点でゲームは動いた。

「左手のパンチングが間に合い、外に出せたと思ったんですが、誰かに当たってごちゃごちゃっとゴールに。自分がしっかりとはじき出すべき場面でした」(飯田)

天皇杯2回戦、東京ヴェルディにとっておよそ2年ぶりの味の素フィールド西が丘である。球技専用スタジアムは、目の前で繰り広げられるプレーの迫力、人々の歓声や熱気が一緒くたになって、サッカーの濃度が高く感じられる。

今季、東京ヴェルディは相手に先制を許したゲームで5戦5敗だ。勝点はおろか、得点もわずかひとつしかない(J2第11節のモンテディオ山形戦 1‐2● 北島祐二のゴール)。

先々を考えれば、ビハインドの状況から勝ち筋を見つけていくのはいずれ通らなければならない道である。その点、勝ち負けのはっきりするトーナメントはちょうどいいと思えた。

(残り 2614文字/全文: 3481文字)

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