「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【直前インフォメーション】天皇杯-2 ザスパクサツ群馬戦のポイント(23.6.7)

シーズン後半に向けて、マリオ・エンゲルスの持つオフェンス力は必要だ。

シーズン後半に向けて、マリオ・エンゲルスの持つオフェンス力は必要だ。

天皇杯2回戦、東京ヴェルディはザスパクサツ群馬と18時30分から味の素フィールド西が丘で対戦する。出場機会に飢える選手たちのエネルギーの爆発に期待したい。

■マリオ・エンゲルスのポジティブな変化

そのときマリオ・エンゲルスが、いの一番に走り出した。

J2第19節のベガルタ仙台戦、2点ビハインドで迎えた82分だった。東京ヴェルディのクロスがはね返され、真瀬拓海のドリブルから仙台のカウンターが発動する。

M・エンゲルスは快足で鳴らす真瀬を追走し、およそ90メートルのロングスプリント。最終的にピンチを未然に防いでいる。

左サイドは自分の持ち場であり、守備に戻るのは当然と言えば当然だ。あの懸命さは城福浩監督の目にどう映っているのだろう。

「あれは本当にいいシーンで、ポジティブな変化だと思います。主に攻撃に絡んでいくのが彼の役割ですが、このチームのリーグにおける立ち位置を考えれば、攻める人、守る人の分担制では戦えない。ほかとは明らかに違う戦い方をしない限り、目指すところにはいけません。マリオも何かを免除される選手にはなり得ず、チームの一員になる必要がある。もちろん、(攻撃面で)相応の結果があれば話は別ですが、そうではないのに許してしまうとチームが崩壊します」

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