「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】J2-14[A] V・ファーレン長崎戦『彼らは勇敢だった』(23.5.8)

2023年5月7日(日)
J2第14節 V・ファーレン長崎 vs 東京ヴェルディ
14:03キックオフ トランスコスモススタジアム長崎
[入場者数]5,137人 [天候]雨、弱風、気温18.8℃、湿度63%

長崎 1‐2 東京V
前半:0‐0
後半:1‐2
[得点]
0‐1 バスケス・バイロン(60分)
1‐1 都倉賢(69分)PK
1‐2 山田剛綺(70分)
※A=アシスト、及び今季の通算数。東京Vのみカウント。

●東京Vスターティングメンバー
GK1   マテウス
DF6   宮原和也
DF5   平智広
DF13 林尚輝
DF2   深澤大輝
MF18 バスケス・バイロン(90分 奈良輪)
MF20 北島祐二(57分 佐川)
MF23 綱島悠斗
MF7   森田晃樹(90分 山越)
FW26 加藤蓮(79分 加藤弘)
FW27 山田剛綺(79分 阪野)
(ベンチメンバー:GK41飯田雅浩。DF16山越康平、24奈良輪雄太。MF17加藤弘堅。FW11阪野豊史、14マリオ・エンゲルス、30佐川洸介)

監督 城福浩

試合データなど(東京ヴェルデ オフィシャルサイト)

■リカバリーパワーで圧倒

東京ヴェルディのキックオフでゲームはスタート。平智広が大きく縦に蹴り出し、水しぶきが上がる。全国的に天候が悪く、長崎はどしゃ降りの雨だった。ピッチ状態は概ね良好だが、センターサークル付近は水が溜まり、ボールの勢いが削がれる。

東京Vはパーフェクトな立ち上がりを見せた。前から強い圧力をかけ、パスコースを遮断し、V・ファーレン長崎に何もさせない。

プレッシングの先陣を切るのは、ルーキーの山田剛綺だ。これが7試合目の出場で、先発は二度目。15分、ドリブルでボールを運び、ボックスの手前で最初のひと振りを見せた。

「やっと得られた先発のチャンス。シュートを打ちまくってやるぞとゲームに入りました」(山田)

この日、山田は前線の核となり、アタッカーとしての本領を多くの人たちが目撃することになる。

(残り 2341文字/全文: 3131文字)

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