「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【無料記事】【トピックス】『大観衆の心をつかめ』 V・バイロン「相手に怖さを与えられるプレーを」5月3日(水・祝) J2第13節 ジュビロ磐田戦 17:00 味の素スタジアム(23.5.1)

ゴールに絡むプレーが急増中のバスケス・バイロン。ジュビロ磐田戦も右サイドからの仕掛けに期待だ。

ゴールに絡むプレーが急増中のバスケス・バイロン。ジュビロ磐田戦も右サイドからの仕掛けに期待だ。

■前節の水戸ホーリーホック戦で今季初ゴール

前節の水戸ホーリーホック戦(2‐0○)、勝負を決めたのはバスケス・バイロンの左足だった。

「先制点の場面はファーサイドを狙ってクロスを上げ、手前で(加藤)蓮くんが潰れてくれたおかげで、(深澤)大輝くんのゴールにつながりましたね。2点目は股抜きを狙ったら相手が足を閉じ、当たったボールがうまい具合に返ってきてくれました。あとは思い切って足を振り抜くだけ。これまではチャンスの場面でパスを選択することが多く、カットインしてシュートまで持ち込むプレーが少なかったので、今後もっと増やしていきたいです」

J2第11節のモンテディオ山形戦(1‐2●)では縦に突破を仕掛けてボックスに侵入し、PKをゲット。ここ最近、ボ-ルを持ったときに最も期待が高まり、何かを起こす予感に満ちる選手のひとりだ。

「自分の武器である左足のクロスやシュート。ドリブルでカットインしたり、縦もいけるとなったらディフェンスは対応が難しくなるはず。相手が何をしていいのかわからなくなるくらい、怖さを与えられる選手になりたい」

5月3日のJ2第13節、3位の東京ヴェルディは11位のジュビロ磐田と対戦する(17:00 味の素スタジアム)。GWのド真ん中、大勢の人たちの目にリーグ屈指のサイドアタッカーここにあり、を焼き付ける絶好の機会である。

「相手に実力のある選手が揃っているのはわかっています。お客さんがたくさん来てくれるみたいですので、自分のプレーを見せ、チームが勝利し、ひとりでも多くの人にまたヴェルディの試合を観たいと思ってもらえるように精一杯やりますよ」

当日の天気予報はピーカンの晴れで、気温は24℃。チケットのご購入はヴェルディチケットまで。

《クラブウオッチ》
磐田戦は多摩市ヴェルディ応援DAYで、同市に在住・在勤・在学の方はお得に観戦できる。GWにつき、『小中学生“全員”招待!』も実施中だ。5月開催のホームゲーム3試合は『レジェンドステージ』。獲得した数々のトロフィーや往年のユニフォームが展示され、記念写真のコーナーが設置される。前売りチケットはまずまずの調子で、「見込みは1万3000人に迫る勢いで、今季最多の入場者数になるのは間違いなし」とクラブ関係者は力を込める。

[今季の1試合平均入場者数] 5,635人( → 12/22位)
過去5シーズンの1試合平均入場者数
2018年 5,936人
2019年 5,371人
2020年 2,429人(コロナの影響により参考外)
2021年 3,246人(〃)
2022年 4,955人(〃)

●ランド地獄耳●
▼みんなで食事にいった際、お代を持つのはプロ歴よりも年齢が優先されるとのこと。その点、一番おいしい思いをしているのは、ユースからの昇格組で付き合いの幅が広い西谷亮らしい。「おかげさまでいろいろな先輩にお世話になってますね。一番回数が多いのは(谷口)栄斗くんかな。『メシいくぞ!』とよく連れ出してくれます」。西谷がそっちの立場になるのは、「(橋本)陸斗だけ。あいつには奢りますよ」。よく食べ、よく育て。
▼引き続き、クセ強だらけの00年世代問題。「どうにかまともなのは、(森田)晃樹か(北島)祐二あたりというのが僕らの結論です」(深澤大輝)。それを聞かされた北島は「当然ですね。どう考えても僕が一番いいと思います」と自信満々の顔だ。「自分から見てクセの強さが目立つのは……マサ(飯田雅浩)かな。いい意味なんですけれど、極端すぎる陽キャ。とにかくエネルギッシュで、どんなときでも元気があり余っている」(北島)。
▼元気ハラスメントの嫌疑をかけられた飯田。「誰にでも絡みにいって、ちょっかいを出すせいですかね。違うんスよ。僕から言わせれば、みんながおとなしすぎる!」とまったく動じる様子なし。これがアスリート系陽キャの完全体か。「対人コミュニケーションの面では、ツナ(綱島悠斗)のほうが度を越していると思います」(飯田)。次なるターゲットは綱島だ。キリがねえぞ、これは。

 

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