「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【直前インフォメーション】J2-12[A] 水戸ホーリーホック戦のポイント(23.4.29)

センターバックでの起用も考えられる林尚輝。

センターバックでの起用も考えられる林尚輝。

J2第12節、5位の東京ヴェルディ(勝点19/6勝1分4敗 得失点+9)は、15位の水戸ホーリーホック(勝点13/3勝4分4敗 得失点-8)と17時からケーズデンキスタジアム水戸で対戦する。シーズンを左右する3連戦の始まりだ。

■リカバリーパワーの定義

J2第8節の清水エスパルス戦(1‐2●)で連勝とクリーンシートが途切れて以降、毎試合相手に得点を許している。前節のモンテディオ山形戦(1‐2●)はプレッシングの連動の不具合、出力のバラつきが失点につながった。

いかに状況に適したディフェンスをしていくか。加藤蓮の話を聞き、なるほどなあと思わされた。

「守備はアグレッシブに、リカバリーパワーでナンバー1のチームになる。それは僕らが目指すもののひとつです。最近はズレが生じて失点するケースもありますが、あれこれ考えすぎてアグレッシブさを出せなくなったら本質から遠ざかってしまうと思いますね。プレッシングを仕掛け、ひとりがはがされた場合、さらにボールへ向かうのか、それともどこかのスペースを埋めるのか、一刻も早くゴール前に戻って守備をセットするのか。そこの判断を合わせていくことが重要です。ボールを奪い返すことだけではなく、全部を含めたものがリカバリーパワー」

東京ヴェルディに指針となる共通言語を持ち込んだ城福浩監督が、当初、どこまで意図していたのか定かではないが、解釈の幅を広げて運用されている。

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