「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【無料記事】【トピックス】『さあ、4連勝へ』 山越康平「やるべきことをやり続け、無失点で勝つ」4月1日(土) J2第7節 大宮アルディージャ戦 15:00 味の素スタジアム(23.3.28)

古巣の大宮アルディージャ戦に向けて、意欲をかき立てる山越康平。

古巣の大宮アルディージャ戦に向けて、意欲をかき立てる山越康平。

前節のロアッソ熊本戦(3‐0○)は、試合前日の体調不良により欠場した齋藤功佑。オフ明けから元気にトレーニングをしている。

前節のロアッソ熊本戦(3‐0○)は、試合前日の体調不良により欠場した齋藤功佑。オフ明けから元気にピッチを走っている。

■2年越しの古巣戦

3連勝と勢いに乗る東京ヴェルディ(2位)は、4月1日の第7節、7位の大宮アルディージャ戦(15:00 味の素スタジアム)に臨む。

この一戦に並々ならぬ意欲を傾けるのが山越康平だ。2016年、プロのキャリアを歩み始めてから6シーズン在籍した古巣戦。昨季、ホームでの対戦は故障中で、アウェーは折悪く体調不良に見舞われ、ピッチに立てなかった。

「お世話になったチームが相手ですから、当然力が入ります。自分の成長した姿を見せ、4連勝を獲りにいきたいです」

山越はピッチでの再会を楽しみにしている選手に富山貴光を挙げた。

「トミくんは矢板中央高の先輩でもあり、長く一緒にやっていたのでプレーの特徴は互いに知り尽くしています。しっかり抑えたいですね。大宮のサポーターの皆さんとも久しぶりに会えるのを楽しみにしています」

オフ明けの今日は冷たい雨が降るなか、熱気が充満するトレーニングを行った。身体をバチバチぶつけ合い、四方八方から声が出て、緩みは一切見られない。

「いまの順位は関係ない。やるべきことをやり続け、無失点で勝つ。目の前のゲームに集中して戦いたいと思います」

山越は言い、今季の開幕前に掲げた「チームにとって欠かせない主軸になり、J1昇格を達成する」という目標に向かって邁進する。

当日の天気予報は晴時々曇、気温は20℃を超える見込みだ。チケットのご購入はヴェルディチケットまで。

《クラブウオッチ》
4月開催のホームゲーム3試合を『若葉祭』として実施。大宮戦は日野市ヴェルディ応援DAYで、同市に在住・在勤・在学の方はお得に観戦できる。現時点の入場者数見込みは5000人とのことだ。ホットな話題は東京Vのミュージックアンバサダーに就任した『Kroi』。クラブ関係者は「ブレイク必至の注目バンド。これまで接点のなかった人たちの生活にヴェルディを届け、Kroiのファンの皆さんにも知ってほしい。音楽とサッカーは親和性が高く、東京のカルチャーを伝えるうえで魅力的な手段です。今後、さまざまな形で仕掛けていきたい」と言う。東京Vが新たに打ち出しているプロモーションの一環で、全貌をコンパクトに伝えるのは困難だ。機会をあらため、深掘りしてレポートしたい。

[今季の1試合平均入場者数] 6,544人( 12/22位)
過去5シーズンの1試合平均入場者数
2018年 5,936人
2019年 5,371人
2020年 2,429人(コロナの影響により参考外)
2021年 3,246人(〃)
2022年 4,955人(〃)

●ランド地獄耳●
▼持ち前の球際の強さを発揮している綱島悠斗。「国士舘大で培ったものが大きいですね。しっかり腰を落として相手に当たる。足先でいってかわされるとか、軽いプレーをやったらブチ切れられます」。クラブ育ちが大学サッカーでたくましさを身につける好例のひとつか。
▼飯田雅浩は熊本戦で初のメンバー入り。「小学生の頃から夢見ていた舞台で、ぐっとくるものがありました」。試合前のロッカールームでは空気を察して盛り上げ役を買って出た。「立ち上がり、集中してやれよ!」と新人らしからぬ発破をかけ、加藤弘堅からは「おまえの声、2階のスタンドまで響いてたぞ」とお褒めの言葉(?)をいただいたそうだ。
▼山田剛綺は熊本戦でめでたくプロデビューを果たした。強靭なフィジカルはトレーニングと栄養摂取の賜物だ。食事に関して不便のなかった実家での生活から、東京でのひとり暮らしは苦労もあろう。「昼はクラブハウスの食堂でたくさん食べて、夕食は鍋が多いですね」。栄養バランスと簡易さは鍋の利点。ご両親、剛綺は元気にやっとります。以上、ルーキー3連発でした!

 

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ