「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【無料記事】【トピックス】『5日、WEリーグ再開!』日テレ・東京ヴェルディベレーザに5人の新戦力(23.3.3)

左から竹本一彦監督、FW土方麻椰、DF木崎あおい、DF柏村菜那、FW氏原里穂菜。※DF船木和夏は体調不良のため欠席。

左から竹本一彦監督、FW15土方麻椰、DF2木崎あおい、DF24柏村菜那、FW23氏原里穂菜。※DF28船木和夏は体調不良のため欠席。

■5人の新戦力が加わった日テレ・東京ヴェルディベレーザ

5日の2022-23 WEリーグ再開に向けて、日テレ・東京ヴェルディベレーザは『BELEZA PRESS CONFERENCE DAY』を開催。多数のメディアがクラブハウスを訪れた。

メインは中断期間に加入した新戦力の記者会見だ。

新たに加わるのは、DF2木崎あおい(サンフレッチェ広島レジーナ)、DF28船木和夏(早稲田大)、FW15土方麻椰(日テレ・メニーナ)、DF24柏村菜那(日テレ・メニーナ)、FW23氏原里穂菜(十文字高)の5選手。船木は体調不良のため欠席となった。

それぞれマイクを手に持ち、次のように意気込みを語っている。

「伝統あるクラブの一員として、チームの力になれるようにプレーします。(サイドバックやボランチなど)複数のポジションをこなし、状況判断のよさを生かしていきたい」(木崎)

「特長はゴールに向かうプレー。前線からのプレッシング、起点をつくる仕事を見てもらいたいです。ベレーザは目標にしていた存在で、とてもワクワクしています」(土方)

「サイドバックとして攻守両面におけるスタミナが武器。ベレーザに入れるのは夢のようでうれしいです。高いレベルのなかでプレーし、より一層の成長につなげたい」(柏村)

「もう一度、緑のユニフォームを着られるのをうれしく思います(※中学時代は日テレ・メニーナ・セリアスに所属)。自分の特長は瞬発力やドルブル。ゴールに絡むアグレッシブなプレーを見せていきたいです」(氏原)

なかでも注目は即戦力の木崎だ。2月8日、これまで東京NBの中核を担ってきた三浦成美がアメリカのノースカロライナ・カレッジに完全移籍。中盤の底でチームをコントロールしてきたボランチの抜けた穴は小さくない。

竹本一彦監督は言う。

「三浦がいなくなり、そこに誰かひとりを置いて同じことをやるという考え方ではなく、全体をより機能させることでチームを進化させていきたい。木崎は複数のポジションができるため、多様性のある起用ができる。中断期間に他チームのレギュラーを獲得したのは初めてのことですので、その意味でも成功してほしいと考えています」

永田雅人ヘッドコーチもまた木崎の能力を高く評価し、「サイドバックの位置から多機能なプレーができる選手で、うちのやり方にフィットするだろうと。いまのチームでは主に宮川麻都が担っている役割ですね。今回の三浦成美、その前に移籍した清水梨紗などが抜けた穴を、何人かでフォローしていくイメージです」と今後のプランを話す。木崎をスムーズに組み込めるかどうかは、シーズン後半のカギを握りそうだ。

WEリーグ第8節終了時点で、東京NBは首位のINAC神戸レオネッサから勝点6差の4位となっている。

5日の第9節は、ちふれASエルフェン埼玉(14:00 熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)と対戦。12日の第10節、ジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦(13:00 フクダ電子アリーナ)を経て、ホームに帰ってくる19日の第11節、大一番のI神戸戦(14:00 味の素フィールド西が丘)を迎える。

皇后杯を制し(2年ぶり16回目の優勝)、勢いに乗る東京NBの追い上げに期待したい。

 

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