「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【トピックス】シリーズ新加入〈6〉 DF13 林尚輝(23.3.2)

シリーズ新加入〈6〉 DF13 林尚輝

鹿島アントラーズは昨年11月30日に植田直通、12月8日に昌子源と、かつて最終ラインの柱として君臨した2選手の復帰加入を発表した。

そのとき林尚輝の思いはひとつである。鹿島でのプロ3年目、定位置確保を目指してあのふたりと勝負だ――。

2021年、大阪体育大から鹿島に加入し、J1で6試合、カップ戦を合わせて17試合2得点をマークした。まずまず順調なすべり出しと言ってよい。

しかし、2年目の2022シーズンは苦難の連続だった。右足の骨折、太ももの肉離れと故障が相次ぎ、わずか1試合9分間の出場に終わる。ひたすらリハビリの日々で何もできなかった。

林は自らの立つ場所、現在地を冷静に視る。そして、ふと思うのだ。鹿島での実績に加え、日本代表のキャリアも持つ彼らに対し、競争を挑むに足る何かを自分は持っているのだろうか、と。

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