「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】J2-1[H] ツエーゲン金沢戦『期待感に満ちる第一歩』(23.2.20)

2023年2月19日(日)
J2第1節 東京ヴェルディ vs ツエーゲン金沢
14:03キックオフ 味の素スタジアム
[入場者数]6,597人 [天候]晴、無風、気温20.9℃、湿度28%

東京V 1‐0 金沢
前半:0‐0
後半:1‐0
[得点]
1‐0 加藤蓮(68分)A河村慶人1
※A=アシスト、及び今季の通算数。東京Vのみカウント。

●東京Vスターティングメンバー
GK1   マテウス
DF6   宮原和也
DF3   谷口栄斗
DF5   平智広
DF24 奈良輪雄太
MF8   齋藤功佑(82分 北島)
MF17 加藤弘堅(66分 梶川)
MF7   森田晃樹
FW18 バスケス・バイロン(46分* 阪野)
FW29 河村慶人
FW9   杉本竜士(46分* 加藤蓮)
(ベンチメンバー:GK21長沢祐弥。DF16山越康平、26加藤蓮。MF4梶川諒太、20北島祐二。FW11阪野豊史、14マリオ・エンゲルス)

監督 城福浩

試合データなど(東京ヴェルディ オフィシャルサイト)

■リカバリーパワーで圧倒

東京ヴェルディが2本目のコーナーキックを獲得し、奈良輪雄太がタッチライン際までダッシュでやってくる。クーラーバッグからペットボトルを取り出し、急いで水分補給。ずっとボールを持って攻め続け、水を飲むひまもありゃしない。そんな前半だった。

2023シーズンの幕開けとなる、ツエーゲン金沢戦。城福浩監督の標榜するリカバリーパワー、ボールの即時奪回は金沢を圧倒する。

冒頭のシーンの直前、21分のプレッシングが象徴的だった。キーパーの白井裕人が石原崇兆にボールを預けた途端、付近にいた齋藤功佑、バスケス・バイロン、宮原和也が素早く囲い込み、苦しまぎれのパスを奈良輪がインターセプト。トランジションでの反応が研ぎ澄まされ、連動性も申し分なしだ。

金沢は、工夫なく縦に大きく蹴るしかない。東京Vの最終ラインはラクにボールを回収してまた攻撃を再開する。前からの圧力を緩めない東京Vが相手の選択肢を消し、そうせざるを得ないように仕向けたと見るべきだろう。

(残り 1960文字/全文: 2787文字)

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