【トピックス】特集『ルーツ探訪 日々の勲章を積み重ねる ~明治大学体育会サッカー部~ 』後編(22.12.24)
特集『ルーツ探訪 日々の勲章を積み重ねる ~明治大学体育会サッカー部~』後編
※前編はこちら。
■現在の寮は今年で役目を終える
八幡山グラウンドに隣接し、明治大学体育会サッカー部の寮がある。
8人部屋が3つ。16人部屋がひとつ。計40人が共同生活を送っている。こことは別に、八幡山駅近くの賃貸物件に12人が起居をともにしている。スポーツ推薦で入った選手は全員入寮する決まりだ。
まさに「密なる青春」。ちょっと想像するだけで窮屈な感じがするが、実際の住み心地はどうなのだろうか。故障中で練習を見学している選手に訊ねた。
「最初は戸惑うこともありましたね。プライベート空間はベッドの上だけですから。でも、慣れてくると楽しいですよ。だんだんと愛着が湧いてくる」と言う。強い連帯感が育まれる要因のひとつに挙げられる。
栗田大輔監督もまた、寮生活を経験した。
「私が寝起きしたのは、これのひとつ前の寮です。2年生のときに火事で焼けてしまい、卒業したあとにいまの寮が建ちました」
来春には最新鋭設備の整った新しい寮(ふたり部屋だそうだ)がオープンし、現在の建物はその役目を終える。そこから明治大の次の歴史が紡がれていくのだろう。
今回、栗田監督には東京ヴェルディに送り出した若い世代について訊ねた。
まずは2021シーズンの加入から2年連続で13ゴールをマークし、来季、J1のアビスパ福岡にステップアップする佐藤凌我だ。
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