【トピックス】検証ルポ『2022シーズン 緑の轍』第四章 城福浩「日本に一番合うサッカーを日本人が実現できなくてどうするんだ」(22.12.5)
第四章 城福浩「日本に一番合うサッカーを日本人が実現できなくてどうするんだ」
■まさかこのタイミングとは
6月15日、東京ヴェルディクラブハウス――。
午後1時から1階ロビーのスペースを使い、城福浩監督の就任会見が行われた。
案内があったのが前日の夜と急で、日本代表関連の会見とバッティングしたせいもあり、集まったメディアはたったの4人。テレビクルーはなし。過去、城福監督の経験したお披露目の場で最も寂しいものだったに違いない。
「Jリーグ、プロの世界ではあることではありますが、今回のように監督が途中で交代することはクラブにとって望ましくないことだと思います。自分もその渦中にいたことのある人間ですので、途中まで指揮する側、途中から指揮する側それぞれの難しさ、クラブの決断の難しさは承知しております。東京ヴェルディは伝統があり、どのチームにも真似できない歴史のあるクラブ。この度、新しいヴェルディの構築を加速させたいと、強く、熱い思いをお聞きし、ご依頼の重さを充分認識したうえで熟慮し、引き受けさせていただきました」
目の前でそう話す城福監督その人を、僕はいまだに現実感の乏しい思いで見つめている。
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