「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【有料解除】【トピックス】『SBGヒーロー2022』総評・後編(22.11.8)

シーズン序盤、猛烈な勢いでゴールを量産した杉本竜士。

シーズン序盤、猛烈な勢いでゴールを量産した杉本竜士。

攻撃を牽引した新井瑞希は、7月、ポルトガル1部のジル・ヴィセンテFCへ期限付き移籍となった。

攻撃を牽引した新井瑞希は、7月、ポルトガル1部のジル・ヴィセンテFCへ期限付き移籍となった。

健在ぶりを示した奈良輪雄太。その献身的なプレーに胸を打たれるサポーター多数。

健在ぶりを示した奈良輪雄太。その献身的なプレーに胸を打たれるサポーター多数。

■奈良輪雄太、ジュビロ磐田撃破の決勝ゴール

海江田「さて、お次は中盤の面々です。シーズン序盤にゴールを量産した杉本竜士(31試合6得点4アシスト)。攻撃の中軸を担い、夏にポルトガルへと旅立った新井瑞希(27試合5得点6アシスト)にも功績を称える声が多数届きました」

岸上「杉本の6得点はキャリアハイ。60分前後で交代することが多かったですが、迫力満点のプレスバックで守備の貢献度も高かった」

海江田「あの殺気だよね。相手をビビらす気迫」

岸上「あと杉本の声は若手の心に響くみたいですよ。バスケス・バイロンは杉本から『おれたちが支えるから、みんなプレーを楽しめ』と言われ、気持ちがラクになったと話していました」

田中「そのバイロンはもっとコンスタントにプレーできれば、かなり数字を残せたのではないかと思われます」

海江田「多くの選手が体調不良に見舞われた今季、特に影響が大きかったひとり。新井が抜けた戦力ダウンは想像以上だったな。それまではいかに新井にいい形でボールを預けるか、逆算して攻撃をつくっていたところがあったから」

岸上「シーズン後半、左サイドの選手にアクシデントが続発し、ごそっといなくなったのが輪をかけて痛かったですね」

海江田「田中さんが3位票を投じた奈良輪雄太(15試合0得点2アシスト)には、読者からの熱いコメントの数々が。まさか終盤に入って定位置をガッチリつかむとは驚かされた」

田中「復活を成し遂げたヒーローです。天皇杯ラウンド16のジュビロ磐田戦(2‐1○)のゴールを目撃できたのは今年トップクラスのうれしかった出来事。長い間、故障で悩まされながら、最後のほうは平然と90分プレーしていましたからね」

岸上「川崎フロンターレ戦(1‐0○)の後半は、奈良輪と西谷亮の2トップというレアな形も」

海江田「奈良輪にとって、サッカー人生初のキックオフ」

岸上「今季のミックスゾ-ンのハイライトは、6連勝時の奈良輪のコメント『当たり前のことをやる』じゃないですか?」

海江田「メディアからの質問に丁寧に答えつつ、結局いきつくところは『当たり前のこと』。あまりにも同じことを言い続け、最後には本人も笑っちゃったやつね」

田中「聞いているこっちも思わず笑っちゃって」

海江田「とにかく奈良輪がピッチにいるだけでチームが引き締まる。味のあるプレーをまだまだ見せてほしいです」

***

【MF6 山本理仁】

「推している。上手いのは昔から知っているが、予想を裏切る(上回る)パスやドリブルの数が増えて、その成長を見るのが楽しかった。フィジカルコンタクトも強くなり、戦える『強い気持ち』が備わったことで選手としてスケールアップしたと思う。ヴェルディから巣立ったからには、特定のチームにこだわらず自分が成長できる場所でプレーしてほしい。そして、いつの日かヴェルディへ帰還することを願っている」(どり)

【MF9 杉本竜士】

「42試合をトータルで考えるなら、序盤の戦績、けん引したのは間違いなく彼の力があると思われます。試合中の負傷交代で勝ち点積むのが難しくなった最初の試合。アウェイ熊本戦。勝てなくなっときにサポーターの見えない場所で選手みんなのメンタルのサポートしていただろうというのは彼を知っている人なら安易に想像つくんじゃないかと。秋、またしても負傷でいきなり姿を消してしまいましたが、42試合トータルで、内側からの貢献度はきっとチーム1だっただろう、と感じ、一票投じます!」(いつき)

「徐々にベテランの域に差し掛かる中、前線から追い回す姿に感動しました。フォア・ザ・チームの姿勢が素晴らしかったです」(恩田魅智子)

「ここまで、これたのは、前半の竜士の活躍があったから」(茨城に引っ越しても、心は緑)

【MF10 新井瑞希】

「無双状態。戦術新井。シーズン中の移籍が喜ばしくも悔やまれる。城福体制にいたらどうなったかは未知数だけど、堀体制では間違いなくヒーローだった」(mmc)

「途中で海外移籍とは言え、戦線離脱した選手を1位とするか迷ったが、明らかに新井前、新井後、でチーム全体の戦術を変更せざるを得なかった。シーズン後半、ボックス左角周辺でチャンスを決めきれなかったとき、『新井ならカットインから巻いてファーに……』と無意識に思わされたあたり、存在感の大きさを改めて思い知らされた。このまま大きく羽ばたいて、大金をクラブにもたらしてくれる事を願う」(うすた)

「何回も新井選手がいれば、、って思うような見ててワクワクする最高な選手でした。
戻ってきてくれるかな、、、?」(けんた)

「前半戦だけだから…と迷ったけど、結局1位に。前半戦の勝ち点の多くは新井瑞希が稼いだ、と言っても過言ではないと思う。それだけに夏の移籍は本当にきつかったが、あのパフォーマンスを見せていたら、ステップアップのチャンスが転がり込んでくるのも仕方のない事かなとも思った。ただ、最後までいたら、また何か違った年末を迎えられたのではないかという気も…というのが本当に残念なところ」(さみや)

「移籍しちゃったけど、みずきくんのスーパーゴールなければ、きっともっと沈んでいた。A琉球戦忘れない」(みーのすけ)

【MF17 加藤弘堅】

「やはりベテランの味。上手いなあといつも思う。仕掛ける司令塔として、また勝ち試合の後半を締める意味でも頼りになる存在。体力はピーク過ぎつつあるかもだけど、まだまだ頑張ってほしい」(pino)

【MF18 バスケス・バイロン】

「夏場の不調の原因はバイロンの不在に違いないと思わせるこの一年の出来でした。まさに勝ち点15を持ってる男だと思います。もっとDAZNでバスケス・バイローンとコールされるのを楽しみにしています」(なおパパ)

「もっとやれる。期待を込めて」(ichi18)

「終盤に勝ち星が増えた頃、城福監督が『選手が戻ってきたおかげだ』(うろ覚えです笑)のようなことを言っていましたが、バイロンのことを言っていたのではないかと思うほど、バイロン復帰後からチームの調子が良くなったと感じます。友達に『今ヴェルディ誰いるの?』と聞かれたときに、バイロン!と自信を持って言えるので是非来年もヴェルディで」(ふじ)

【MF24 奈良輪雄太】

「本当に苦しいシーズンだったと思う。なかなか試合に絡めない中、腐らずに準備して、最後の6連勝は奈良輪の活躍の影響は大きかったと思う。効果的な攻め上がりは勿論、ほとんど判断ミスのなかったディフェンス、特にサイドバックの裏に出されるボールに対しての処理に真骨頂を見た。そしてハイライトはやっぱりジュビロ磐田との天皇杯準々決勝での延長後半の決勝ミドルシュート。まだまだ活躍できる。来年も頼んだぞ、奈良輪マシーン!!」(Ezio)

「天皇杯磐田戦のゴールは劇的。後半の6連勝は加藤と奈良輪のSBふたりの活躍も大きいのでは」(ジロじぇーヴェルディ)

「ここ数年、応援熱も冷めてました。惰性でDAZN観戦は続けていましたが、奈良輪が復活して、城福浩という漢が仲間に加わってくれました。私の第1位は、選択出来ませんが、城福浩監督です。申し訳ないですが、出遅れたということで、第2位は奈良輪選手にさせて下さい。来年は5年ぶりにファンクラブ復活しようと考えています」(wmurata)

「奈良輪が先発したリーグ戦の戦績7勝3分2敗。怪我を差し引いても、後半戦に安定をもたらした貢献は他の選手にできるものではなかったと思います。天皇杯・磐田戦のスーパーゴールを生で観れたのは今シーズン最高の思い出です。見事カムバックしたヒーローとして投票します!」(もりや)

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