「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【有料解除】【トピックス】『SBGヒーロー2022』総評・後編(22.11.8)

馬のように走り、攻守両面でチームに貢献した河村慶人。

馬のように走り、攻守両面でチームに貢献した河村慶人。

染野唯月はフィットするまでやや時間を要したが、終盤はさすがの得点力を見せつけた。

染野唯月はフィットするまでやや時間を要したが、終盤はさすがの得点力を見せつけた。

■ぐんぐん成長していった河村慶人

海江田「では、ランク外の選手をポジション別に見ていきましょう。まずは前線の選手。さっきの話の続きで河村からいきますか」

岸上「記憶に濃いのは、第31節の水戸ホーリーホック戦(2‐1○)ですね。終盤、完全にへばっていたのに深澤大輝のクロスに合わせて左から走り込み、頭で折り返して佐藤凌我のゴールをアシスト」

海江田「すんばらしかったね。試合を重ねるごとにぐんぐん成長し、さまざまなポジションで起用され、城福体制においては唯一の全試合出場。最終節のファジアーノ岡山戦(2‐0○)のゴールは、監督の要求に応え、やり続けたことへのご褒美に見えた。人柄はボニの言っていたとおり、とことん真面目」

田中「芯があって昭和の男の匂いがする」

岸上「人の心を打つ、熱さのあるヒーロー」

海江田「一方で、動きながらの技術は依然として課題。特にスペースを消され、相手に接近されるとプレーや判断の精度が極端に落ちる」

岸上「ラン・ウィズ・コントロールの部分では、ボールタッチが大きくなってしまうことが多々あり」

田中「そこが伸びしろでもある」

海江田「ですね。最後の数試合は狭い局面でも自分の形に持ち込めるシーンが増えた。来季は間違いなく数字を上積みしてくるでしょう。夏に加入した染野唯月(16試合4得点)、大けがから復帰した阪野豊史(10試合3得点)も終盤はゴールを連発し、チームの6連勝に貢献しました」

岸上「染野の3戦連発は大きかった。阪野は第37節のFC町田ゼルビア戦(2‐2△)、えぐいコースにPKを決めてましたね」

田中「阪野自身の感触では、まだ70%の状態とのこと。完全復活となる来年がより一層楽しみです」

***

【FW13 阪野豊史】

「大けがからの驚異的な復活! 第37節 町田戦、敗戦濃厚の中、迎えた90+7分のPKを冷静かつ豪快に突き刺す姿に“漢”阪野 豊史! ココに爆誕! 惜しくもPO進出は逃したが、6連勝のキッカケとなった」(緑の蹴球)

【FW29 河村慶人】

「谷口栄斗と迷ったけれど、今シーズンのヴェルディ『ルーキー・オブ・ザ・イヤー』は彼に。無尽蔵のスタミナと折れないメンタル。ボニにも負けない炎のような熱さ。サポーターとも真正面から向き合う人間性。今までのヴェルディに足りなかったモノは『河村慶人』」(ラン芝)

「第41節岩手戦でみせたプロフェッショナルファール。あの時間帯であれだけの走力と判断力を見せつけたプレーは素晴らしい。まだまだ荒削りである事は否めないが、向こう数年のヴェルディを牽引する選手になるだろう」(けっけ 365連休中)

「色んな選手と迷いましたが1位にしたのは、大宮戦などで見せてくれた縦突破など熱くなるプレーの数々を見せてくれたので。岡崎やゴン中山みたいな魂のストライカーになってほしいと思います」(shv)

「序盤はシュートなんで決めてくれないんだ! との苛立ちが、なぜそこまで走れるのか?決めてくれた! と本人の絶え間ない努力の成果で、どんどんイメージが好転していった、汗と熱さが似合う選手。来季もサポーターの想いを載せてフルスロットルで走り抜けてくれ!」(宝箱)

「開幕前からSBGで『馬のように走る』、あるいは『馬よりも走る』と言われていて、大変期待していました。期待以上の活躍でしたね。90分走り回る選手は大好きです。佐藤凌我がもしいなくなったら、来季は河村ユニにしようかな。二桁ゴールをお願いします」(kitasumi)

「シーズンを通して出場し続け、他の主力が不在の中チームに貢献した。1試合で120%出し切っても、もう1試合出来るんじゃないかと思わせてくれる。さらにFW、SH、SBとチームが苦しい時に走る事で様々なポジションで貢献してくれた。同じ時間走ってる相手と終了間際に対峙してもぶち抜ける突破力、ピンチに駆けつける走力はまさにヒーロー。来シーズンは2桁を??」(緑の反逆者)

「チームに活気を吹き込んでくれたケイトに本当に感謝。最後までチームのために走り続ける姿に感動を覚えました。俺たちと共にさあ行こうぜケイト! 心からそう思える選手です」(st)

「ルーキーながら結果以上にチームを助けるハードワークに心を打たれた。試合終盤でもスプリントする姿とサポーターの前への真摯な対応に心を掴まれた」(Vぐ)

「実は彼のスタメンには半信半疑でしたが、気持ちで勝つってこういうことを言うんだなと。体力もすごい。恐れ入りました」(けいさん)

「開幕から1年経ち一番成長した選手ではないでしょうか。サイドでもトップでも全力プレーでファンを沸かせていました。終盤の覚醒のきっかけは町田戦の試合後じゃないでしょうか。サポーターの心の叫びを一切目を背けず聞いていました。その時に自分がヴェルディを変えるんだという強い責任感が生まれた気がします。来季はぜひ10得点10アシスト期待してます!」(ちくまる)

「ルーキーで28試合出場3得点は立派だと思いますが、彼の場合は数字以上のインパクトを残してくれたと思います。特にサイドでのプレー時、決してそこが最適なポジションだとは思っていないものの、突破力やクロス、守備がどんどん向上している姿は見ていてとても楽しかったです。敗戦後にゴール裏の声に耳を傾ける姿勢や、新潟戦後のボールパーソンを肩車しながら喜ぶ姿は、この先何年何十年とヴェルディで共に戦い続けたいと思わせてくれました」(やも)

【FW30 染野唯月】

「後半だけでしたが、ヴェルディの攻撃の潤滑油になった。凌我や慶人はその姿に刺激を受けたはず。ゴールもよかったけど、最終節のアレは課題として持って帰ってください。鹿島に帰っても応援してます」(でめなおと)

「夏から加入して、チームは苦しい状況でしたが、チームの危機を救う活躍で、6連勝に貢献しました。来年もヴェルディで!!」(上田遥介)

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